2015年7月12日日曜日

第77回ビクトリーショー探訪 - いつも圧倒されるその熱気



7月5日(日)、都立産業貿易センター浜松町館でミリタリーファンの心を奮い立たせるイベント「第77回ビクトリーショー」が開催されました。
当日は時折大粒の雨が降る梅雨空の一日でしたがそんなことはお構いなしの活況を呈した開催となりました。

私達も当ショーにはほぼ毎回お邪魔させて頂いていますが型にはまらないフリーマーケットや模擬店を感じさせる出展各社と来場者の方々とのスタンスが極端に近いところが一番の魅力になっているのが当イベントであると思っています。

会場入りして最初に伺った運営本部といえど


今回は飲み物の販売に余念がない様子ですし、「本日も一日よろしくお願いします」の挨拶を交わすや否や


このようなポーズで反応してくれます。主催者も含め会場にいる全ての人達がこの特別な1Dayを楽しんでいるのがひしひしと感じられるイベントとなっています。

そして会場を見て歩くと最近少しづつではあるものの書籍関連のブースが増え始めていることが感じられます。


いつもお馴染みミリタリー書籍の御大「コンバットマガジン」のワールドフォトプレスさんは当然として、あの小学館さんがいよいよこちら方面の書籍に参入してきました。


本のタイトルは「特撮とイラストで図解する 自衛隊の最新装備」で「図解する」の言い回しに何か小学館を感じてしまうのは私だけでしょうか。
先の大震災後テレビなどで自衛隊の活躍が一般の目にも触れる機会が増え前より少し自衛隊に興味が持てるようになった方々にはちょうど読みやすく分かりやすい本となっています。


「ぴっちょりーな」も看板娘として忙しく立ち回っています。

サバイバルゲーム関連の書籍で私達の目に止まったのが


飛鳥新社さんより発行された「いちばんやさしい サバゲー入門」


装備の揃え方から、フィールドでの戦い方まで手取り足取りの内容でまさにこれからサバゲーを始め、始めたからには強くなりたいという人達の指南書という内容になっています。

そして実銃の世界は並木書房さんのこちら


床井雅美氏の新刊「現代ピストル」が目を引きます。

スペシャルイベントとして「ミニ講演会&サイン会」も同時開催されていました。


床井氏の口から発せられる知識に裏付けされたその淀みない解説は客席の人達の心を引き付け続けた講演会となっていました。

そしてこのイベントの楽しいところ、それは会場内でいろいろな方々と不意に会えたりすることもその一つでしょう。


通路の真ん中で顔を寄せ合って何やら話しをしていたのは源文先生と乙夜さん。
こういう通りすがりで偶然会った時のワンショットもよいものです。

こちらに向かって手を振ってくれたのは


FUNTAKTIKSの皆さん。今回はヘルプの男性も加わってくれました。リアルなNAVY SEALSアイテムが手に入る注目のショップです。

後ろから声をかけられたのは


マッカーサー元帥。今回はお色直しもしてくれて


総統様になって再登場です。

そしてさらに声をかけられ振り返ると


そこにもマッカーサー元帥の姿が。しかし皆さん本当に「なりきって」写真に収まってくれます。

軍装ではありませんがピュアブックで販売しているピアスの製作者、モデラー羽村氏も女性陣に囲まれご満悦。


本当に各ブース、通路は来場者で溢れていてこれらの写真を撮るのも一苦労な状況です。

そんな中サイトロンジャパンさんで素敵な商品をみつけました。


ベレッタ製のトートバック。本来はハンティング(鳥撃ち)用の物とのことですがむしろ普段使いにオシャレな一品ではないでしょうか。
色合いもアースカラーでどの様なファッションでも合わせやすそうです。勿論、水も浸み込みにくい構造となっています。写真では分かりづらいですがベレッタのロゴ入りワッペンが恰好いいです。

東京マルイさんはガスブローバックの新製品のデモンストレーションで大盛況です。


「錬成にかけた時間は伊達じゃない!」のキャッチコピーが自信と勢いを感じさせる「M4A1 MWS」
その手応えを体感しようとする来場者が後を絶ちません。
ディスプレースタンド横のガス缶の数がそれを物語っています。


肝入りの製品に満足している様子が島村氏のこの姿からもうかがい知れます。気温も上昇しガスブロ派には嬉しい季節ですので発売が待ち遠しい一品です。

製造メーカーの製品に「ちょっとひと手間」かけたカスタマイズを施しているのがMULEさん。


スライドに施されたこのシャープな刻印などもその一つです。実物を見ると見事にエッジの立ったその刻印には惚れぼれします。
このあたりは製作者の技術とセンスがものをいう領域でしょう。


今回その製作者は真面目な面持ちで写真に収まっています。いろいろ苦労もおありのようですが現在のモデルガン業界にはなくてはならない方です。


むげんの西面氏は懐かしいマウザーのモデルガンを手に。こちらはショップとしてユーザー側から見てなくてはならない存在です。


先のイベント「ネオ零度シティー」でもお世話になったBig-Outさん。帽子がすっかり身体の一部となってしまっている様子。
失礼を承知で言わせて頂ければ「何だかかわいらしい風貌の方」です。


ゆっくり話はできませんでしたがアングスさんも掘り出し物豊富で大人気のブース。
いつか訪問したいショップの一つでもあります。


コンチネンタルホルスターズさんには撤収作業中にお邪魔してしまいました。
取扱い商品のまとがしぼられた小さいけれどご夫妻の人柄があらわれた魅力的なブースです。


細かいアイテムを取り扱っているので妙に神経質なところがあるのかと思いきや、写真の貴重な商品のパッケージが大きすぎて机に並ばないからと両端を切り落としてしまったなどという大胆な一面も持たれています。

最後にたずねたキットボーイさんには今回もやられました。


机に置かれたこれ何だと思いますか。何でM4カービンの上にマウスが乗っかっているのでしょうか。
実はこれがトリガーの役目をしています。電動ガンの場合トリガーはただのスイッチなわけですからセミオートで撃つ場合そのレスポンスで射撃スピードが決まります。
要は、ストロークの短い、リターンスピードの早いスイッチが最適ということでマウスが選定されたというわけです。
確かにマウスのスイッチは超ショートストローク、ハイスピードリターンスイッチですね。そして露骨に取ってつけたような装着方法はサバゲーでの受け狙いも考慮してとのことです。


こちらは15年程前に製作されたという発射サイクルがデジタル表示されるカウンター。一秒間の発射サイクルも正確にカウントできるための切替スイッチも装備されています。
電子知識に長けているこのショップは一味も二味も違う異彩を放った私も大好きなショップの一つです。私も利用している秋月電子さんのことも良くご存知ですし。

ここ都立産業貿易センター浜松町館でのビクトリーショー開催も残すところあと一回になってしまいました。
建物の老朽化、新都市計画による再開発で取り壊しが決定しており、現在の建物がなくなることは確実です。
私達が初めてこの世界を取材し始めた想い出深いこの場所がなくなるのは本当に残念で悲しいことですが、どこに場所を移そうとこの「熱気、活気」だけは引き継いでゆけるものと確信しています。

THANKS TO

サムズミリタリ屋








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