「この暑さは何なんだ」こんな言葉を思わず口走ってしまう台風一過の7月12日(土)、群馬県にある「ぐんまジャイアント総合クレー・ライフル射撃場」にて開催されたシューテイングクラブ“プローバ”(Shooting Club “PROVA”)の射撃練習会を(有)吉田銃器様のご厚意で家内と共に観戦に伺いました。
当クラブは以前伺った(有)吉田銃器がプロデュースするクレー射撃(トラップ競技)を楽しむためのシューテイングクラブです。
クレー射撃を始めようと険しい道のりを征しやっとの思いで銃の所持許可を取得した。吉田銃器さんで念願の銃も手に入れた。早速射撃をしたくてウズウズしているものの単身、射撃場に足を運ぶのはまだちょっと。それが当然、当り前だと思います。
そんな時、「プローバ」はきっとそんなあなたに優しい心強いパートナーとなってくれるはずです。今回はじめて観戦させて頂いてそれがよく分かりました。
さて会場となった射撃場は上信越自動車道 藤岡ICまたは吉井ICを出て山里をくねくねとしばらく走って辿り着く緑に囲まれた自然豊かな射撃場です。
入口の目印となる木製の看板などまるでオートキャンプ場入口のような風情です。
射面もこのような感じで窮屈さとは無縁の世界で、まるでキャンプ場の中にあるシューティングレンジの趣ですね。
内部から見るとこのような感じです。射台に立った時もきっと気持ち良いことでしょう。
ちなみに現在この射面の屋根は復旧されていますが、先の大雪で崩壊したそうです。こちらが第1射面となります。今回の練習会は第1、第2射面を終日貸切りで行なわれました。
私もクレー射撃(トラップ競技)を正式に間近で見るのは今回が初めてなのですが、このブログを読んでくださる方の中にも「クレー射撃という言葉は聞いたことがあるけど、トラップ競技って何?」と思われる方もいらっしゃることでしょう。
そこで上の写真を例に簡単に説明しますと、射面(屋根が付いている部分)には5ヶ所の射台(緑色の四角い部分)があり左から第一射台、第二射台・・・となっており、前方に飛び出すクレー(正式にはクレーピジョン)を第一射台の選手から順番に撃ち始め、一ヶ所で撃ったら隣の射台に順次移動、このローテーションを5回繰り返し計25発(5ヶ所×5回)撃ってワンクールとなります。一枚のクレーに対して2発まで射撃できるので最大では50発ということになりますね。
これをワンパーティー6名(射台に5名、控え1名)で行なうわけです。
もっと分かりやすい説明は下記のリンクをご覧くださいね。
トラップのルールについて
そしてこちらが第2射面。まだ屋根が復旧されておらず、射台にはビーチパラソルが。
日差しを遮る効果はないに等しく正に灼熱の射台です。
見た目には冷えたビールが似合いそうなリゾートそのものなのですが・・・。
午前8時を過ぎたころから続々と会員の方々が集まりはじめます。
そんな中にサイトロンジャパンの山田氏の姿が。今回はミニブースの出店と自ら「シューター山田」として参加されています。
今回私達がこの場に同席できたのも山田氏に吉田銃器さんをご紹介頂いたからこそ実現できたのです。
このあと灼熱地獄が襲ってくることもこの時点では分からず、やる気満々の姿です。
手にしているもは勿論「BERETTA」。
入場者名簿に必要事項を記入中。左手元にあるのが憧れの「所持許可証」です。今日使う自身のスコアカードにも記名します。これで入場手続きは終了。以外に簡単なのですね。
第1射面後方にある控室にサイトロンジャパンさんのミニブース(写真右側)があり、B級品の販売や製品展示が行なわれています。横の銃架に置かれた会員の方々のショットガンの威光をご覧ください。
そして私達が今回お借りしたのがこのシュアファイアー製イヤープロテクターのEP3 ソニックディフェンダーとEP4 ソニックディフェンダー PLUS。
この二種類は耳の穴に収まるフランジの枚数が2枚か3枚かの違いですがいずれも装着感に違和感もなく、遮音性も抜群で長時間射撃音の中にいても全く問題はありませんでした。
みなさんある程度準備が整ったところで第一射面に集まり練習会開始前のミーティングです。
全員集合したところで吉田氏、クラブ会長の挨拶の後、私達を会員の方々に紹介して頂きました。そして拙い自己紹介までさせて頂きありがとうございました。
サイトロンジャパンの山田氏も紹介を受けていました。
ミーティングが終了し皆さん撃ちたくてうずうずした表情でそれぞれの射面に向かいます。
今回は第1射面がベテランの方々、第2射面が撃ち始めてまだ日が余り経っていない方々、初心者の方々というように振り分けられています。
第2射面後方の小屋が実質的な運営本部となっています。
冬に使用するドラム缶ストーブが真中に鎮座する小屋には冷たい飲み物、疲れを癒す甘い菓子類も用意され暑さを除いては憩いの場となっています。
ここには丸太を組んだ洒落た銃架が設置されていました。右側に写っているのが菓子類が満載されたバスケットです。
「このようなお洒落も女性には必要ね」とはお姉さまの弁。
ではここでその「お姉さま」の素敵なシューティングフォームをご覧ください。

特に先台(日常の私流にいうとフォアグリップ)は左手の手の平に優しく載せているだけの感覚で、これが力で押さえつけず上手にリコイルを逃がすポイントになっているのかもしれません。
このお姉さまには一つ面白い話しが。
声のトーンと銃声のトーンが似ているらしく、クレー発射の掛け声をかけてもクレーが発射されないことが時折あるのだとか。確かに私が見ているときも二度ほどその現象が起きていました。
ここで少し会員の方々の射撃の様子を見てみましょう。皆さんの写真が掲載できないのが申し訳ないのですがご了承ください。
ワイルドなルックスと射撃場のスタッフも今まで見たことがないといっていた白い銃床と先台が特徴的な方。
日焼けでイヤープロテクターのヘッドバンドの跡がくっきり残り職場で「カチューシャでもつけてたのか」とからかわれたと言っていたスキンヘッドの方。
第2射面に目を向けてみましょう。
ビーチパラソルはほとんど役をなしていません。まさに灼熱地獄の中で獲物(クレー)を狙います。
お爺ちゃんが国体の選手だったという素晴らしいDNAをもった方。つい一ヶ月ほど前に所持許可を取得したばかりとのことですが、その若さも相まって体力も持久力も気力も充実していて夕方までひたすら撃ちまくっていた姿が印象的でした。
そして思わず目が釘付けになってしまったのが彼の愛銃のストック。見るからにメカメカしい競技用エアライフルのそれを思わせる全く私好みのルックスなのです。後から調べてみると吉田銃器さんが輸入している「PRECISION FIT STOCK :プレシジョン・フィット・ストック」というアメリカ製の物で長さから頬付けの位置まで射手に合わせたセッティングが可能で、リコイル(衝撃)を吸収、緩和する機能も内蔵している私が興味を示さない訳がない内容を誇っています。
プレシジョンフィットストックのご紹介
そんな愛銃と共にカメラに収まって頂いたのがこちら。
男性でカメラを向けられてとっさに笑みを浮かべられるというのは写真を撮られることに馴れたかなりの上級者とお見受けしました。
第2射面はクレー放出機の向こう側が調整池だか沈殿池だかとのことで大きな窪地になっています。クレーはその上をフワーッと飛んで行き射面から見たその雰囲気は最高です。
カラフルなベストがお似合いの女性シューターの方です。確かご夫婦で参加されていたのでは。吉田氏がよく口にする「武器は夫婦平等に」に則していますね。
写真をお願いすると満面の笑みとポーズを決めてくれました。ベストお似合いですよ。
サイトロンジャパン山田氏がBERETTAを撃つ。山田氏は海外ではM1911カスタムを撃つシューターでもあります。
プローバ会長のしなやかな射撃フォーム。風貌、口調共にとてもジェントルマンな方です。
初心者には吉田氏が自らが手取り足取り射撃指導を行なってくれます。
安全面を考えても最初から自己流は危険。何においても基礎を完全に身に付けて行くことが上達の近道ですので会員になられた方々は恥ずかしがらずに指導を受けましょうね。
そろそろ腹時計がお昼を告げているので昼食タイムです。
今回は事前にお弁当を予約させて頂いたのでどの様なお弁当が出るのかも楽しみの一つでした。
そして出たのがこれ。
上州名物、登利平の「とり飯」。
ササミともも肉が甘辛いタレで味付けされ、ご飯にもそのタレが染み込んでいて抜群の美味しさ。暑くて食欲が減退していてもこれならパクパクといけちゃいます。会員の皆さんにも大好評だったというのがうなずける一品でした。山田氏など「東京でも手に入らないかな」と言っていたほどです。
ごちそうさまでした! !
猛暑にやられ気味だった身体も「とり飯」で少しは持ち直しまた撮影開始です。
この雰囲気はまさに「オートキャンプ場」そのもの。撃つも良し、木陰で会話に花を咲かせるも良し、日焼けを楽しむのも良し。それぞれの楽しみ方がある(できる)プローバの射撃練習会です。
射撃時の無駄な視界を遮るサイドバイザーを和風な「金魚」柄のデザインで自作された方。
そしてこちらは何と羽根のついた「ハート」と羽根のついた「鍵」。
メルヘンチックな一面を持った会員の方です。
こちらの写真は朝撮ったのですピアノフィニッシュのような光沢仕上げされたストックの銃。
恐らく特注と思われますが、素晴らしいフィニッシュです。
第2射面ではこのような光景も見られました。
個々の方々のスコアは射撃を行なっていない会員の方が持ち回りでつけていくのですが、そのつけかたの講習も行なわれていました。
「お姉さま」が後から適宜指導してくれます。
スコアは完全手書き、アナログ感タップリで、手作りのベニヤ板製バインダーも質実剛健、射撃場の雰囲気にマッチしています。
ここで管理棟の中を少し見に行きます。
歴史ある空気は感じるものの綺麗に整然とした雰囲気の室内です。
当射撃場は日本装弾㈱が運営しており、壁にはそれらに関わるパネルやポスター、主宰している「TOP GUN CLUB」の遠征写真などが飾られています。中でも「WINCHESTER」の文字が誇らしげで一際目を引きます。
そんな中で家内がある物を発見。
近郊で採取された無添加のハチミツ。無論お土産として購入したのは言うまでもありません。
出入口付近の窓ガラスに貼られた注意書き。街中では絶対に見ないものですが、ここで見ると凄く現実味を帯びます。
このパネルの下に取り付けられた広告看板もこういう場所ならではで街中では見られないものですね。
時刻も午後3時近くになってきました。「暑い暑い」と少々バテ気味の吉田氏がやっと撃つ気になったようです。吉田氏が撃つところを一度でも見ないと私達も帰る訳にはいきませんから。
使い込まれ、手入れの行き届いた愛用のBERETTAが夏の西日に輝きながら組み立てられてゆきます。
やっと撃つ姿が見られました。写真のラストショットはやはりこれでしょう。何かそこはかとなく漂う雰囲気は特別なものがあります。
こうして私達の初めての(生まれて初めて)クレー射撃(トラップ競技)の見学体験が終わりました。固定標的の競技はエアソフトガンの世界でも各種あるため機会あるごとに目にしてきましたが、飛翔する物体を標的とする標的射撃の世界は見ていても格別のものがあります。
特に今回のように自然に囲まれた射撃場で、緑豊かな季節に行なわれる射撃会はクレー射撃というフィールドスポーツの醍醐味を私達に十分に知らしめてくれました。
「射撃は見ているだけではつまらないでしょう」と何回か言われましたが、勿論自身でやれば何倍、何十倍と楽しいに違いありません。
しかし私達にとっては全てが興味の対象で、クレーの飛び方一つとっても見所は十分にありました。
こんな「皆で撃てば100倍楽しくなる」プローバでは見学も常時受け付けているようなのでこのブログを読んで少しでもクレー射撃に興味を持たれた方は是非この世界を覗いてみてはいかがでしょうか。きっと新しい世界が目の前に広がるはずです。
そして更に一歩前に進んで自分でも撃ってみたいという気持ちになったら険しい道程を覚悟の上、銃の所持許可にチャレンジしてほしいです。
所持許可取得の向こうには今日私達が目にしたような「動と静」が一体化した本物のスポーツシューティングの世界、そしてプローバのような楽しいシューティングクラブもあなたを待っています。
私自身その険しい道を進もうとしているの一人なのでこの思いに間違いはないはずです。絶対に。
最後になってしまいましたが(有)吉田銃器 吉田様、シューテイングクラブ プローバの皆様、射撃場関係者の皆様猛暑の中お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
そしてサイトロンジャパン山田様にはあの時、吉田銃器様に同行させて頂いたこと心より感謝しております。“あの時”がなければ“この時”はありませんでしたので。
SPECIAL THANKS
有限会社 吉田銃器
Shooting Club “PROVA”
株式会社 サイトロンジャパン
ぐんまジャイアント総合クレー・ライフル射撃場
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントありがとうございます