消費税増税直前の3月30日に開催された第72回ビクトリーショーを家内と共に訪ねた。場所はお馴染み都立産業貿易センター 浜松町館。
何と言っても今回のショーの最大の目玉はトップ写真からも分かるように「ASGK FESTIBAL 2014」との共同開催ということです。ASGKはトイガンファンならご存知の「日本遊戯銃共同組合」のことでトイガンの安全基準を自主管理し、組合には各メーカーが加盟しています。
ASGKの名のもと参加されるメーカー各社は今回力の入り具合も一際だったのではないでしょうか。
よって会場も3F:ASGK FESTIVAL、4F:ビクトリーショー ミリタリーフロア、5F:ビクトリーショー エアガンフロアとほぼビル全体がガン&ミリタリーに埋め尽くされた状態で、その来場者数、熱気は最高潮でした。
それでは早速各フロアを観てゆきましょう。まずは3Fです。ちなみに入場チケットは両イベント共通なのでお得感も十分です。
ASGK FESTIBALの会場入り口です。人が切れたほんの瞬間でやっと撮れたカットです。
入ってすぐ左、ホワイトイルミネーションが一際目立つ「東京マルイ」さん。
やはり人気のメーカーで多くの人が足を止めています。
トイガン業界にこのような規模のメーカーがあるというのはユーザー側としても何かと心強いのではないでしょうか。
4月に発売も決定した「HK 45」を中心にバラエティーに富んだ出展です。
そんな新作を手に東京マルイの顔ともいえる島村氏の一枚。手にしているのはGun Magazine 5月号82ページでも紹介されている「HK45」。応対にお忙しいところありがとうございました。
次に伺ったのは「ハートフォード」さん。
当たり前ですがこちらも人気のブース。加藤社長も熱心なお客様への応対に忙しそうです。
歴代のモデルや手の込んだカスタム品などが品良くショーケースに並んでいました。
やっとお手隙になったところで一枚。手にされているのはGun Magazine 4月号89ページにも紹介されている「コルト ウォーカー ケースハードゥン」
加藤社長はいつもお洒落でその佇まいが素敵な方です。
次に訪ねたのはいつも元気な「CAW」さん。
こちらもいつも大人気。お客様の山です。
ハートフォードさんとは真逆な雰囲気の本郷社長。やはりこの業界、個性が大事です。
いつも恒例のワンショット。手にしているのはGun Magazine 5月号100ページにも特集されている「Charter Arms Bulldog」(のはず。)
毎回お話を聞くとポリシーの固まりで、これくらいの考えがなければある意味、世間一般の眼から見れば日陰の身のこの業界を生き抜いては行けないのかもしれません。
次に伺ったのは「むげん」さん。
写真に納まって頂いた社長が手にしているのは「百式機関短銃」
何やら珍しい物とのことでした。
それならばもう一つ珍しい物をということでMGC製「HK VP-70」のデッドストック品。パッケージが良い味を出しています。
さらにダメ押しに珍しいというか面白い物がこちら。
削り出しで製作された各種銃のチャーム(根付)
こちらは正式な売り物ではないようで参考出品。一品一品削り出しなのでそれぞれに表情があって素敵です。
作られたのはこの方。ご職業を聞けばこの細かさ「ふーん、なるほどね」と納得できました。
各ブース、お話が面白くついつい長居をしてしまいます。
次は「ガンショップ アングス」さん。
毎回お邪魔しているせいか顔を合わせるや、一品持ってポーズをとって下さいます。
今回は「ハドソン製 M-14」を手にしてのワンショット。
しかしアングスさんにはいつも珍しい物があります。今回はこれ。
ブリキ製と思われるベンツのレーシングカー。実物を見ると塗装のクオリティーも高くなかなかの一品でした。
次はフロア全体を歩いてみます。
本郷社長は進行役の女性とのやり取りが面白く、お客様よりも女性の方を向いている時間のほうが長かったかな?。
自身の身の上話も絶好調で語られていました。
複数のシューティングレンジが設置されていたり、ファスト・ドローイベントなどが開催されているのもASGK FESTIVALならではの光景でしょう。
ここでちょっとブレイクタイム。
いつも元気、そしてさわやかなお色気。ウピウピ隊の皆さん。
当時、こんなお色気婦人会の方がいたらそれこそ大変だったでしょうね。
ここはバッキンガム宮殿?どこを歩いていてもすぐに見つけることができる「軍装」です。
さあ次は4F ビクトリーショー ミリタリーフロアへ向かいます。
入口では戦国自衛隊の装束のスタッフがお客様を誘導しています。
このフロアで真っ先に伺ったのは枢軸友軍「カンプバタリオン!!」さん。
まずは恒例、総統を中心に日本人ドイツ兵のワンショット。
いつ来てもやはり人気のブースでお客様の列が途切れません。
何か一押しの品はの問いかけに出して頂いたのがこれ。
「これは?」と訪ねると「布製のバッグ」と見た通りのお答え。
要は何にでも使えるマルチパーパスなバッグ。しかしいくらドイツ軍物でもカンプバタリオン!!さんがそれだけなはずはありません。
初期型~4、5アイテムあり大戦末期に向かうほど皮革の使用箇所が減り、布も薄くなっていくとのこと。これを時系列で再現しています。さすが!!
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そしてもう一アイテム。
厚く、しっかりとした皮でできた衛生兵用ポーチ。ライカのカメラポーチにも最適とのこと。
見るからに丈夫そうなベルトループ。腰につけて開けた蓋の上はフィルム交換の時の台として使えるそうです。ライカはカメラをひっくりがえし裏蓋を開けてフィルム交換をするので確かに便利かもしれません。
縫製もしっかりしていて使い込んで味が出る前にほつれるようなことはなさそうです。
カメラケース以外にも知恵次第で何にでも使えそうです。
次にお邪魔したのは「コレクショヌール」さん。
穏やかな表情で「見る人が見れば分かる」という品を持ってのワンショット。
このような穏やかな表情ですがお話を伺うと我々もうなずくこと然りの考えを持った方です。
次は5F エアガンフロアに向かいます。
入口からして大盛況です。
人また人をかき分け伺ったのは「サイトロン ジャパン」さん。
毎回、スコープ、フラッシュライト、ベレッタ関連製品など様々なアイテムで我々の目を楽しませてくれます。今回もやはりそんな魅力を知っているお客様でブースは賑わっていました。
サイトロンの顔、山田氏も接客に大忙しです。
そんな忙しさの合間を見て一枚写真を撮らせて頂きました。
スタッフジャンパーを着てくれたのですが背中が格好良いとのことで後ろ向きで。
しかし背面だけでは何なので
佇んでいるところも撮らせて頂きました。ご協力ありがとうございました。
さあ今回のオオトリは前回話しが異常に盛り上がってしまった「キットボーイ」さん。
最初にブースに伺った時、誰もおらず急遽出展をやめられたのかと思い心配していましたが午後少し遅い時間から出展されていたのでホッとしました。
名物社長(失礼)の登場です。机の上はちょっと見には何だか分からない電子パーツが置いてあるだけですがすでに熱心なお客様と熱い問答を繰り広げています。
手にしているのは電動ガンのトリガーレスポンスを飛躍的に向上させるFETを使用したいわば「ピストンコントロールユニット」。簡単に言うと「トリガーを離した時、ピストンが常時後退位置で停止する。すなわち次弾発射時のレスポンスが向上する」とのこと。
小さな電子パーツ一つでこのようなカスタマイズができてしまうところも電動ガンの魅力かもしれません。
今回は更に突っ込んだ話しになり、ノートを持ち出し電子回路のレクチャーまで始まってしまう始末。本当に熱く、楽しい社長です。
そして何よりこの社長、私も大好きな秋月電子、若松通商が大好きな人でもあります。
以上、駆け足で紹介しましたが当日は天気予報通り風雨が強い荒れた天候にも関わらず本当に大盛況でした。
当ビルも地域の再開発で今年度一杯で閉館とのことですが、残されたイベントも盛況であることを祈ります。
最後になりましたが撮影に協力してくださったお客様、メーカー、ショップの皆様、関係者各位様ありがとうございました。
追記
帰りしなに寄ったコンビニの宅急便コーナーに「エアガン」と書かれた伝票が貼られた荷物があるのを発見した時は家内と共にニンマリしてしまいました。
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