2014年12月21日日曜日

エーワイ電子「エルサウンド」製品取扱開始 - ピュアブックとオーディオそして音楽



念願であったエーワイ電子のオーディオ関連機器「エルサウンド」製品をいよいよピュアブックセレクトで取扱を開始することとなりました。

エーワイ電子は大阪府高槻市に本拠を置く知る人ぞ知るいわゆるガレージメーカー(失礼)でLED関連の製品開発を本業とし、オーディオは社長である山枡氏が恐らく趣味から発展し製品化に至ったのではないかと思われる完全手作り、そして作り手の顔がはっきりしているまさに正真正銘の大阪発「メイド・イン・ジャパン」の逸品です。

ところで「なぜピュアブックがオーディオ製品を?」と疑問を持たれる方が大半だと思われますので取扱に至る経緯を簡単にご説明したいと思います。
実は私、オーディオ機器の販売に長い間携わっておりました。70年代後半から80年代中頃にかけて、ちょうど自身が中学校から大学生あたりの時代、日本はオーディオブームの最盛期でした。
当時住んでいた神奈川県藤沢市にもオーディオ機器を本格的に取り扱う店舗が駅周辺だけでも6店舗ほどあり、中でもダイエー藤沢店(ふつうのスーパーマーケット)にあった電気製品売り場では「ボイス・オブ・ザ・シアター」の名称で有名なアルテックA-7が展示されていて定期的に試聴会が開催されていたほどです。。
マイクロのターンテーブルあり、ダイナコのアンプあり、JBLのユニットあり、更にカートリッジは有名どころはフルラインナップと今の市場では考えられない超弩級のオーディオワールドが展開されていました。

そんな私もオーディオにどっぷりと浸っており当時流行った言葉「六畳間にJBL4343は置けないものか」の道をまっしぐらに突き進んでおりました。結果ベッド、机、本棚などがある「勉強部屋」に左右の間隔がエンクロージャーの中心から中心の距離1.5m程度(要は2本のスピーカーがくっついている状態)で納まり、そのほかにアンプ、チューナー、オープンデッキ更にはマイクロの糸ドライブのターンテーブルまでが納まっていたのです。
今では「部屋、要は設置環境が最も音に影響する」ことは常識ですが当時はそんなことは知ったこっちゃありません。憧れの名機が目の前のすぐ手に届くところにあるということが何よりも大事なことでした。
そんなこんなでアルバイトもオーディオ店から始まり、今はなき「マッキントッシュ」アンプの日本総代理店であった「ヤマギワ・ヤマピット」でも働くことになったのです。

そしてその時代から30年以上の月日が流れ「心地よいサウンドで奏でられる音楽を聴きながら、好きな本を読む」、当時ジャズ喫茶でスイングジャーナルを読みながら音楽に浸っていたあの感覚を媒体は電子ブックだとしても、何とかピュアブックで一元的に提供できないものかと考えていたところ、以前「ON爺」こと御田照久氏に紹介頂き、私自身ユーザーであるエーワイ電子製品の販売を思いついたのです。


オーディオを趣味とする者が必ず通過する「ハイエンド」、「ビンテージ」機器を私も勿論通過して最終的に落ち着いたのがこのアンプなのです。
幅140mm、奥行き260mm、最大出力5×5W、入出力1系統のこの小さなアンプが我家のリビングに心地よさこの上ないサウンドを響かせるのです。

※写真の銅製のスパイクは私が自身で取り付けたもので製品には含まれておりません。

エーワイ電子=山枡氏が提唱する「ディスクリートアンプは電源電圧が低いほど音が良いのは当たり前」がまさに実感できるその音は、「従来手元にあったハイエンド機器の存在はいったい何なの」と思わず疑問符がついてしまうほどの充実感を私に与えてくれます。
スピーカーの能率が極端に低いモデルをお使いの方や「爆音的な大音量」をのぞむ方には不向きかもしれませんが「普通に会話ができる程度の音量で高音質で音楽を楽しみたい」という方々にはきっと納得頂けると思います。
「価格と音質は比例致しません」山枡氏の言葉が脳裏に響きます。

そして良い音にはそれに見合ったソースをということでワオンレコードのハイレゾ音源の販売へとつながってゆきました。


ピュアブックでは我家のシステムで再生、その音質を自身で実感でき、できるだけ高音質な音源をというコンセプトでチョイスしているため現在はハイレゾ音源の販売に特化しています。

そしてエーワイ電子でもう一つ忘れてはならない「大事な機器」それがアナログ電源シリーズです。


簡単に言うと「ACアダプター」です。最近のACアダプターはコストダウンと生産性、価格の兼ね合いからお「おまけ的」にノイズの根源ともなるスイッチング電源内臓のACアダプターが付属していることが多いようです。
それをこのトロイダルトランス搭載のアナログ電源に交換することで音の静けさ、透明度が増し音の雑味が消え明らかにグレードの上がった音に変化したのが実感できるはずです。


我家ではDDコンバーターの電源に使用していますが、明らかに音質向上が認められています。
特にクロック搭載機器への使用は効果が大きいようです。

こうした様々な経験、そしていろいろな方々との出会いを通じピュアブック(ひょっとして私個人の願望だったのかもしれませんが)では“音”、“音楽”、“文字”を一元的に皆様に提供できる体制が整いました。
まだ本当に小さな一歩が踏み出せたばかりですがオーディオと音楽に対しては誰にも負けない「気持ち」がありますので今後も地道に歩み続けてまいりますのでよろしくお願い致します。
またご紹介した製品などのお問い合わせはお気軽にお寄せください。

SPECIAL THANKS to

株式会社 エーワイ電子

ワオンレコード



2014年12月11日木曜日

サバゲーフィールドに潜入 - やはり取材にも体力が必要!!



冬晴れの一日、埼玉県のとある場所で開催されたサバゲーに家内と共に取材にうかがいました。
ライフルスクールやクレー射撃など実銃のイベントには事あるごとにお声掛け頂き伺わさせて頂いているのですが、サバゲーの取材はピュアブックとしては今回が初めてです。

お声掛け頂いたのはビクトリーショーで知り合いとなったH氏でこの方は当チームの副官および工兵というポジションです。
道具、機械をつかったイベントや競技には工兵(メカニック、修理屋)というのは非常に重要な存在で、ラリーなどの自動車競技におけるそれを想像して頂ければその重要性がよく分かると思います。
以前に当ブログでもご紹介した豊和精機主催のエアライフルスクールでも最少の道具で手際よく不具合を是正してゆく佐藤氏のそのメカニックぶりには感心させられたものです。

なお当ブログの写真とそれに付与している文章はイメージ的に関連しているだけで正確な時系列とはなっておりませんのでご了承ください。


到着した兵士が順番に試射レンジでゼロインを行ってゆきます。このレンジは50mゼロインです。
クリスマスが近いせいもありこのような「色物」兵士の姿もあります。



今回がサバゲーデビュー戦という彼女。脇には親切な「おじ様」が寄り添って銃の構え方からゼロインの手順までをやさしくレクチャーーしてくれています。
最初の真剣な面持ちから一転した満面の笑みはいったい何を意味するのでしょうか。
そして隣の横顔が素敵な女性兵士は小学校の時から武器に興味があったという強者で、人は見かけでは分からないものです。



ベースキャンプでは各兵士のウェポンが所狭しと置かれています。なんとサイドアームズには早くも東京マルイ ハイキャパの電動ガンもお目見え、まさに箱出し状態です。


おもしろいパッケージのバイオBB弾を発見。ブリックパック入りでパッケージサイドには原材料であるトウモロコシのイラストが描かれている為まるで飲み物のように見えます。
コンビニに普通に並んでいても全く違和感のない外観です。


マガジンに装填している様子などはまさに飲み物をグラスに注いでいるかのようです。
これも新製品とのことでした。

ここで女性兵士二人のショット。


やはり男臭い戦場には華が必要です。後ろに「素敵なおじ様」が何気に写っているのはご愛嬌です。

そろそろ作戦開始のブリーフィングが始まります。


自己紹介、安全注意事項などが伝達されます。ゲームとはいえ和やかな中にも真剣みが漂う一瞬です。


途中、敵兵との一戦があったのでしょうか。少々遅れて二人の兵士の到着しました。
女性はまるで某国の解放戦線にでも参加しているかのようないでたちが目を引きます。


手にしている銃も小型のダメージ仕上げが施されたH&K MP7A1と雰囲気十分です。


一方、男性兵士の方はスナイパー風のいでたちで登場するもゼロインがうまく決まらずなかなか参戦できない状況が続きます。



チーム分けは焼き鳥の串を使ったくじ引きで行われ、腕に巻かれた赤と黄のガムテープがその認識章となります。


戦場へと向かう兵士の面々。心の中に去来するものはいったい何なのでしょうか。


森の中へ散開してゆく兵士達。まず最初はハンドガン中心のエアコッキングモデルによる一戦です。隊長曰く「全ての基本はこのエアコッキングガンにあるので我々のチームはこの一戦を大事にしている」と。



確かにエアコッキングガン、ましてや通常サイドアームズとなるハンドガンでは遠射がきかないためおのずと気づかれないように敵に近づかなくてはなりません。
忍び寄るテクニックも身につき同時に連射もできないため一発づつ敵に狙いをさだめ丁寧にトリガーを引くという米軍の根底にある「ワンショット、ワンキル」の精神そのもののようなゲームです。


今回はフラッグ戦というルールで先に敵陣の旗(木に取り付けられたブザー)に早くタッチしたチームが勝ちというものです。(銃で撃って鳴らしてもよいそうです)要するに昔やった缶けりのルールですね。これは全国統一ルールのようです。



一旦ベースキャンプに戻り一息入れた後はフルオートの長物を使った一戦が始まります。隊長からのアドバイス、指示が各兵士に飛びます。
私達素人にとってはこの一戦が「サバゲー」のイメージそのものなのです。


援護をもらいながら右手に散開してゆくというイメージでしょうか。奥にみえるのは某国で解放戦線に参加していると思われる女性兵士です。
ウッドランドパターンの迷彩服が森に溶け込みます。
余談ですがこのウッドランドパターンの迷彩服は1970年代にはアメ横をはじめ街のいたるところで売られていました。しかも超安価で。
それが今では程度の良い物も少なくなり、あってもそれなりの価格となっています。
ベトナム戦争も遠い時代となりました。



ご兄弟で参戦の兵士(のはずです)。ブリーフィング時「この兄弟は強者なので狙われないように十分注意すること」とおふれが出ていました。


木立の陰から敵兵を狙う兵士。撃っているのはKSC M4-ERG マグプルCQB。


H&K MP5で敵兵を狙うサバゲーデビュー戦の女性兵士。


見事に木立と一体化している解放軍女性兵士。伏射している兵士も見事に落葉の一部となっています。



私が勝手に「解放戦線の女性兵士」と言っている女性ですがこの雰囲気まんまそのものですよね。
皆さんはどう思われますか。

こうして私達の初めてのサバゲー観戦体験は流れ弾で戦死することもなく無事終了しました。
このチームは遠征で他流試合をしても連戦連勝とのこと。
それは「隠れることがうまい」「少ない弾数で敵をヒットする」すなわち「ワンショット、ワンキル」が全員身についているからと隊長がおっしゃっていました。
確かにフルオートで派手に撃てば音や弾道で居場所がすぐに分かってしまうでしょう。木立や下草に密かに身を隠し敵兵を至近距離から最低限の弾数でヒットする。
最新兵器を駆使した米兵がベトナム戦争で手を焼いたのはジャングルを知りつくし身を潜める極意を身に着けたベトコンの「ワンショット、ワンキル」だったというのがうなずける話でした。

最後はやはり集合写真で


楽しいひと時を演出してくださった皆さんです。「平和な時代のモラルある大人の遊び」を腕を磨きつつ今後も楽しんでいってください。
今日は本当にありがとうございました。

ちょっと番外ショットを。ピュアブック・セレクトで取り扱っているパラシュートコードブレスレット「エレバス」を身に着けて頂きました。
サバゲーコスチュームのちょっとしたアクセサリーとしても以外にマッチしています。
マイクロフラッシュライトを内蔵しているので夜間戦闘時の銃のトラブルメンテナンスにもt重宝するかも。
しかし「素敵なおじ様」はいつも何気に写ってますよね。





ご協力ありがとうございました。

Special Thanks to

チームRの皆様

2014年11月25日火曜日

至高のハイレゾ音源 - ワオンレコード取扱開始



大阪で小伏氏が主宰されている「Waon RECORDS/ワオンレコード」はまさに作り手の顔が見える「Made In Japan」の名に恥じない音楽レーベルです。
私自身このレーベルを知ったのは以前PCオーディオで有名な「ON爺」こと御田照久氏にご紹介頂いたのがきっかけです。

小伏代表はホームページの写真からもその温かいお人柄が十分に伝わってくるのですが、実際に電話でお話をすると更にその感を強くするのはきっと私だけではないはずです。

そんな小伏氏が陣頭指揮をとって製作されたハイレゾ音源を聴くと海外サイトからのダウンロード音源は「あれって本当にハイレゾなの?」と首をかしげたくなるような気にさえなってしまいます。
本来、ハイレゾ音源はネット配信から入手できることが大きなメリットの一つとなっていますが、やはり丁寧に焼かれたROMからの音源は一味も二味も違います。

添付されているライナーもまたPCオーディオ好きにはたまらないものがあります。


文字が小さく読みづらいかもしれませんが、ワオンレコード初のジャズ作品となる「I Thought About You / Kazuhiko Takeda Trio」のライナーです。
アンテロープ、ワイス、プレクスター等々、私達のPCオーディオにリンクする機器メーカーの名前が並びます。
アナログ時代でしたらウエストレックスのカッティングヘッド、アンペックスやスチューダーのテープレコーダーと言うところでしょうか。
少し話はそれますがスチューダーと言えば以前「マークレビンソン・スチューダー」というものがあり、これは当時スチューダーの録音/再生アンプに満足がいかなかったマークレビンソン氏がその部分を自社のアンプにモデファイしたといういかにも音の良さそうな製品でした。
確か当時RFエンタープライズ経由で少量日本にも入ってきていたと思います。

話をワオンレコードに戻しましょう。
さらにこれらの音源のダウンコンバージョンには、その音質に誰も異議を唱える人はいないであろう(御田さんだったらどうでしょうか?)サンプリングレート・コンバージョン・ソフトウェア ワイス「Saracon/サラコン」が使われているというのもそそられる部分ですね。

我家のシステムMac→Audirvana Plus→Weissで聴くこれらの音源は「何も足さず、何も引かない」という言葉がまさにぴったりと当てはまる深く潔い音世界を眼前に展開してくれます。
ジャズは「ガツンとくればそれで良し」のような風潮がありますが、この音源は「それ以外にも大切なものがあるんだよ」と私に語りかけてくれているようなそんな気にさせられます。

そんなハイレゾですがほんの3~4年前までは何か特別なもののように取り扱われていましたが今やオーディオ誌以外でも特集が組まれるような時代になりました。


つい最近発売されたモノマガジンにも「モノマガ的秋の音楽祭/ハイレゾ集中講座」なる特集が組まれていました。
ここまで身近になってきたハイレゾを聴き手に「ふーん、この程度か」と思われてしまうのも、「やはりCDとはずいぶんと違うんだな」と思わるのもソフトの力が大きなウエイトをしめるのだと思います。
ワオンレコードさんにはこれからますます日本人にしか作りえない音世界をハイレゾという土台の上でどんどんと広げていってほしいと願います。

こんな素晴らしいな音世界を展開するワオンレコードのハイレゾ音源(DVD-ROM)をピュアブックショッピングサイトの「ピュアブック・セレクト」で取り扱うことになりました。
是非、私達とワオンレコードのハイレゾ音源の深淵な世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

SPECIAL THANKS to

Waon RECORDS

株式会社 ワールドフォトプレス



2014年11月19日水曜日

冬の夜 古いロレックスを愛でる



20数年前、我が家にふとしたきっかけでこのロレックスはおとずれました。
その時すでに古いモデルだったので恐らく製造されてから現在に至るまで50年程度の月日が流れているはずです。(確か当時日本ではロレックスではなくローレックスという発音だったはず)

サイズはボーイズサイズ。日本では相物(綴りは定かではありませんが「あいもの」)というモデルです。正式なモデル名はROLEXのロゴの下の文字から「SPEEDKING」であることが分かります。
これはロレックスのベーシックモデルで現在も製造されているモデルのはずです。

手巻き、低いビート数、濃い藍色の日付表示がないバーインデックスの文字盤、バーインデックスは3、6、9時の3本のみ中心部分を僅かに膨らませた樽型。
ブレスレットは古いロレックスの特徴でもある側面から見ると「コマ」の折り返しが見えるタイプ。
そして私が古いモデルで最も気に入っている部分が「風防ガラス」。
現在のモデルは耐久性等を加味してクリスタルガラス、表面のシェイプは平面が使用されていますが、この当時は樹脂製の横から見ると丸みを帯びたシェイプの風防が標準となっています。当時はサブマリーナ等のスポーツモデルもこのタイプの風防を採用していてそれが古いタイプのロレックスの味わい深いフェイスに一役かっているのは間違いないと私は思っています。

古いロレックスは時代に関係なく人気を集めているようですが、最近は機械式高級時計のブームが新製品、アンティークを問わずにわかに再来しているようです。


モノマガジン11月16日号 No.725 62ページにも「ANTIQUE ROLEX ON TIME」という特集が組まれています。左の写真はまさに樹脂製の丸みをおびた風防が装着されたサブマリーナですね。

パテックもバセロンもアンティーク物は確かに素敵です。しかし日常使いにするにはあまりにもデリケートすぎるのです。
その点ロレックスは元々が「労働者のための丈夫な腕時計」を標榜して作られたのでアンティークといえどよほど無謀な取り扱いをしなければ十分に実用品となります。
いまだパーツ類も専門店等が相当数ストックしているようなので修理もほぼ可能です。

30年程前、私にも腕時計ブームがありました。その時もやはりモノマガジンやビギン等の書籍ではロレックスの特集が組まれており、穴のあくほど記事を読みふけったことを思い出します。


私はマイルスディビスの「KIND OF BLUE」に関する新刊がいまだ発行され続けているのと何か通ずるものがあるのを感じてしまいます。
釣りは「鮒に始まり鮒に終わる」と言いますが、腕時計はロレックス、ジャズはマイルスに始まり、そして終わるというのはちょっと無理なこじつけでしょうか。

そんな様々な想いを私に与えてくれるロレックスは今日も家内の腕で低いビート数と共に時を刻み続けています。


2014年11月13日木曜日

第73回ビクトリーショーで出会った小粋な小物 - ミニチュアハンドガンストラップ



今回ご紹介するのはGun好きならきっと気になるハンドガンをモチーフにしたストラップ(根付)です。
これはビクトリーショー2014で偶然知り合った羽村工房を主宰される羽村氏の作品で一言でストラップという括りではもったいないほどのこだわりと精密感を持った製品となっています。

ここで少し製作過程をご紹介しましょう。


何だかどこにでもありそうな道具、材料と一般家庭には絶対なさそうな道具が混在しています。
あとこれに主材料となるレジンが加わります。


レジンをよく混練します。この時無意識のうちに銃の形に練ってしまうそうで、確かにすでに銃の形(ハンマーの部分が少しせり出した)になっているのが分かります。


モデルとなる銃のアウトラインをルーターで削り出してゆきます。実際この作業を目の当たりにすると「全く躊躇することなくどんどんと削ってゆく」という表現がぴったりの手さばきで、銃のディテールが完全に頭の中に入っているということを感じさせます。


モデルガンのグリップを参考にチェッカリングも精密に削り出してゆきます。


最後に銃口の穴あけをして切削作業終了です。


切削後、レジン素地色の状態ですがもう何となく銃の種類が分かりますね。


着色してM1911風モデルの完成です。この後マガジン後端の突起部分にストラップを取り付けて製品となります。



私はこのように製作者の顔が見える「Made In Japan」の製品が大好きで今回の羽村工房さんとの出会いを非常に嬉しく感じております。
なおこれらの製品は今後ピュアブックのショッピングサイト内「ピュアブック セレクト」で取り扱ってまいりますのでどうぞご期待ください。

やはり「Made In Japan」は最高です。

Special Thanks to 羽村工房