2013年11月18日月曜日

TBM-56 MARI NAKAMOTO Ⅲを飾る



先日、スリーブラインドマイス(以下TBM)の諸作品が「TBM復刻シリーズ」として発売された。
今回はBlu-Spec CDでの再発ということで音質的も更に向上したということである。また今や復刻物では当たり前になったオリジナルLPジャケットを忠実に再現したという紙ジャケット仕様であるのは言うまでもない。

本来LPサイズのジャケットをデザインをそのままに縮小した紙ジャケCDは棚に入れると背のタイトルも読み辛いし実用性においては良いことはない。
しかしオブジェとして全体的に眺めた時はLPサイズにはない別の趣があることも確かで、それは切手的な凝縮された美しさとでも言うニュアンスである。

私的にはTBMのジャケット写真は非常に当たりはずれが多い印象で、ブルーノートの諸作のようにほぼ全てが格好良いという訳には行かず、素敵なものから「何でこの写真」のようなものまで様々である。
そんな中、「MARI NAKAMOTO Ⅲ」のジャケットは出色である。
青ベタの写真はブルーノート的ではあるが、写っているのがノッペリ顔(マリさん、すみません)の日本人ということもあってか、ビレッジバンガードやバードランドといったライブハウスではなく横浜・エアジンといった雰囲気のちょっと湿気た何とも言えない「JAZZ」の香りが漂う写真となっている。


ちなみに裏は金ベタで右の横顔です。こちらも素敵。

こんな素敵なジャケットはいつも眺めていたいと、壁に飾ることにしました。


黒縁のシンプルな正方形の額に入れ飾ったのがこれです。
LPジャケットでは寸法的に取るのが難しい周りの白い余白がシンプルだけれども主張力のあるデザインのジャケットをより一層引き立たせ、飾った瞬間に部屋全体に「JAZZ」な雰囲気が立ち込めます。

夜の長いこの季節。これを眺めながらゆっくりとジャズが楽しめそうです。。

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