2013年11月11日月曜日

特集 渡辺貞夫 - ジャズ批評11月号



ピュアブックの性質上どうしてもガン&ミリタリー関係のブログが多くなってしまうのは仕方がないところではありますが、ブログのタイトルは「趣味は日々の彩り」ということで久しぶりに私の好きなジャズの内容で書いてみたいと思います。

最近はほぼ全ての物(嗜好品からオーディオ機器まで)をネットで購入するのですが、先の休日にふと本屋に行きたい気分になり近くの店に出かけた。

何かに導かれるように音楽関係の雑誌のコーナーへ向かう。
最近購読をご無沙汰していた「ジャズ批評」が目に飛び込んでくる。表紙の写真は渡辺貞夫のアップ。そして特集は「渡辺貞夫物語」である。
一瞬「え、亡くなったの」の思いが脳裏をかすめる。
いそいで本を手に取りイントロの部分を読んでただの「特集」ということが分かり一安心。
今は「大好き」というほどのミュージシャンではなくなったが、やはり「亡くなった」ということを知らなかったというのでは一ジャズファンとして申し訳がなさ過ぎるのでホッとした。

渡辺貞夫の大ヒット作「カリフォルニア・シャワー」が発売されたのが1978年頃。このとき私はオーディオを趣味にし始めてから数年が経っており、音楽の嗜好もジャズ~クロスオーバーサウンド(今で言うフュージョン、もっと今風に言えばスムースジャズ)に変わってきており、そこにドンピシャ「カリフォルニア・シャワー」次作の「モーニング・アイランド」がきたわけである。
新作が発表されるとそのタイトルを看板にした全国ツアーが行なわれ、神奈川県民ホールに勿論見に行った覚えがある。
そしてこれをきっかけに各アルバムを遡って聴くようになり、私のジャズライフがスタートした。
もっとも一番最初に買ったジャズアルバムはレッド・ガーランドの「ザ・クォータ」であるが。

遡って聴き始めて気に入ったのが「SWISS AIR」


1975年、モントルー・ジャズ・フェスティバルのライブ録音盤。
全曲、アフリカをモチーフにした渡辺貞夫のオリジナル曲。「カリフォルニア・シャワー」のような穏やかな「ナベサダ」ではなく日本のジャズを牽引し続けてきた「渡辺貞夫」の演奏が聴ける。
ジャケット表に写っているトレードマークともいえる「ナベサダスマイル」とは別物の内容である。


ジャケット裏に写っている演奏中の写真をればその雰囲気が少しは分かると思う。
しかし下半分に描かれたモントルーのイメージイラストは「フラワー・ピープル」を感じさせるいかにも70年代の雰囲気プンプンである。

渡辺貞夫物語の最後を飾るのが「渡辺貞夫フォトギャラリー」である。新宿「DIG」「DUG」の中平穂積氏も写真を提供されている。
特にトップの写真の眼は凄い。太田俊氏の『渡辺貞夫さんの眼と「マイ・ディア・ライフ」』の記事の中に「その眼に・・・」の記述があるが、確かにこの眼光は結構効いたであろう。
今の若いジャズメンには絶対にない凄い「眼力(めじから)」で、この写真一枚を見れば、日本のジャズの全てがこの人にあるというのも納得せざるを得ない。

久しぶりに行った本屋でいい特集本に出会えました。

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