再燃と言っても前回のブームはプラモデルを無心に作っていた頃だからかれこれ40年程前になる。男の人なら大抵は経験があるだろうドイツ軍の戦車に夢中になっていた時期だ。
ブーム再燃のきっかけとなったのは、銃、ミリタリーイベント「ブラックホール」で「カンプバタリオン!!」さんと出会ったことです。
http://www.kampfbataillon.com/
代表の松下氏と同世代ということもあり、初対面から話しが盛り上がってしまい大本営(店舗)の方までお邪魔し、約4時間に渡り話し込んでしまったのは「カンプバタリオン!!大本営訪問」のタイトルでブログでも紹介しました。
そしてそのハーケンクロイツ。
40年前は「ハーケンクロイツって寺のマークと似てるよな」と漠然と思っていただけで、それ以上の追求はする由もなく、また今日まで何も知らずに今回のブームが訪れた訳です。
しかしこの歳になると、元来追求好きの性格もありどうしても「なぜ寺のシンボルと似ているのか」「ナチス・ドイツはなぜこの様なシンボル(ハーケンクロイツ)を国旗に採用したのか」など単純でありながら、釈然としない疑問が頭の中を巡るようになっていました。
そんな折に新聞の新刊紹介を読んでいた家内から「良い本が出たよ」との一言。
それが「まんじとハーケンクロイツ」。まさに私の疑問がタイトルに乗り移ったかのような本が発売されたのです。
宗教、民族、語学的な見地から深く解説されており、ページを行ったり来たり、一字一句理解しながら読み進めており現在2/3程度を読んだだけですが、中には「何だ、こんな些細なことでまねいた大いなる誤解を現在まで引きずっているのか」のような事実も紹介されています。
宗教用語も此処そこに出てくるので、難しい部分もありますがドイツ軍好きには是非一読をお勧めする一冊です。
そして頭の中がハーケンクロイツ漬けになっている最中、我家から新たな発掘が。
1964年4月号の月刊Gun誌。何と表紙がこれです。
ルガーP08のバックとなっているのがナチス・ドイツの勲章関係です。1964年といえば戦後まだ20年程しか経っておらずこれらの品々も当然実物と思われます。
ベトナム戦争の時もそうですが、長期の戦争は終結後20年位までは軍放出品が相当数一般市場に流通していました。
きっと写真の勲章やルガーP08も状態の良い物が入手できた時代だったのでしょう。
「まんじとハーケンクロイツ」の中にもあるように今だ、「まんじ=ハーケンクロイツ」は欧米では悪の象徴として嫌悪されています。
前出の「カンプバタリオン!!」さんのホームページにも「国内以外での使用は重大な誤解を招く可能性があるので絶対に控えるよう十分注意してください」との記載があるくらいです。
我々は、その欧米の方々の心情も理解しつつ平和な時代の大人の趣味として今後も楽しんでゆければと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントありがとうございます