2013年7月10日水曜日
オーディオの断捨離/weissとmarantz7だけあれば
「本当に良い音を聴きたいのであれば不必要な機器は全て排除すべきである」
これが私が最近到達した持論だ。
以前のブログにも書いた通り、まず最初にCDプレーヤーが私のオーディオ装置から消えた。その後しばらくはその状態のままの日々が続いたが、ここにきてまた大きな動きがあった。
普段使わなくなった機器を片っ端から排除してしまったのである。
最近はPCオーディオの音から奏でられる音にぞっこんのため、アナログ盤もめっきり聴かなくなった。よってガラード301を組んだプレーヤーを排除。
つまらない放送ばかりのFMも全く聴かなくなってしまったので、昔は最高級チューナーという称号を欲しいままにしたKENWOOD L-02Tも排除。
家内とクラシックを聴くためにと購入したタンノイⅢLZ in Cabinetともさよならした。
そして手許に残ったのはスピーカー1セット(モノラル再生用に古いJBLは1本あるが)、プリ及びパワーアンプ1セット(これもモノラル専用にモノアンプ1台はある)、あとは音源となるPCオーディオ周辺機器である。
これが全ての音楽の源となるweiss INT202を中心としたPC環境。本当に音源はこれ一本のみ。但し音源のバックアップは必需である。
この断捨離を実行したおかげでマランツ7の背面は実にスッキリ、シンプルになった。見るからに良い音がしそうに感じられる。信号の流れが見えるようである。
DAコンバーターからのケーブルが一組、パワーアンプへのケーブルが一組これのみである。
私は太いケーブルが嫌いなので特にスッキリして見える。一応、DAコンバーターからのケーブルは時代に合わせて少し新しめのものを、パワーアンプへのケーブルはアンプが古いためウェスタンの1960年代のケーブルで配線している。
最近のアナコンダのようなケーブルがラックの後で整然と配置できるはずもなく、ましてやほとんど使いもしない取りあえず接続されているだけの機器のためのケーブルが更にその環境を悪くしている。
どんなにシールド性能が上がった現代のケーブルであろうと、アナログ信号用ケーブルとデジタル信号用のケーブルがピッタリと寄り添って、絡み合っていれば悪影響がないはずがないのである。
更に現代の電波環境の劣悪さを考えると繊細な音楽信号への影響は計り知れないものがあるだろう。昔から言われていることだがケーブルは一種のアンテナになり得る。
また、ピンジャック等接続端子への負荷も私が太いケーブルを好きになれない理由である。
ケーブルの自重でのピンプラグが傾きで、ひょっとするとプラグのホット側はほんの一点でジャック側に接しているだけかもしれないというリスク。
一点でも接していれば音は出るかもしれないがその音質は???。
かくして断捨離を行なった我家のリビングオーディオの音は。
それは誰が聴いても、音が出た瞬間に(まさに一聴して)音のクオリティーが上がったことが実感できるほどの変貌ぶりである。言葉にするとありきたりになってしまうので、是非ご自信のシステムで実験して体験してみて欲しい。
複数のスピーカーなどがあれば隣室などに移動したほうが更に良い結果が得られるはずである。
とにかくオーディオは聴く音源に対しできる限りシンプルにすべきで、極論すれば複数のソース(音源)を聴きたいというならば、それぞれの音源専用のシステムを用意する(それも別々の部屋に)くらいの勢いが必要であろう。
そう思わせるほどに、オーディオのシンプル化は音の改善に有意義なのである。
最後にシンプル化に伴う嬉しい副産物。
それは毎日同じシステムを使うので機器の調子がすこぶる良いということ。きっとコンデンサーの過放電もなくなり機器の寿命にも好影響を与えていると思われる。
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