2013年7月22日月曜日

マルゼン APS-1 ドミネーター



以前、我が家にある古いAPS銃、マルゼンAPS-1 “Dominator”について書きましたが最近久しぶりにじっくりと眺める時間があったのでその時撮影した写真と共に、続編として紹介したいと思います。



すでにご存じと思いますがこの銃は実銃として存在したパックマイヤー・ドミネーターを当時のマルゼンが精密射撃用モデルとして90年代初頭に発売したものです。
実銃はコルト・ガバメントのスライドをライフルのバレルに換装するキットで、主にハンターの為のハンドガンという感じでした。

不格好というか、アンバランスなこの形状が何ともいえず、眺めたり、時々撃ったりと好きな銃です。精密射撃用として発売するにあたり、この銃身の長さは命中精度を高めるためには恐らく好都合であったと思われますし、実銃が存在していたとあればモデルガンマニアに、命中精度からもちろん標的射撃ファンにも注目された銃だったのではないでしょうか。
最近でもオークション等で結構探されてる方もいるようです。

では写真で詳細を紹介してゆきましょう。


右側グリップ上部のCOLT'S・・・の刻印とグリップのガバメント・モデルの凸刻印からこのモデルがガバメントベースであることが分かります。グリップセイフティー横はASGKの刻印です。


後ろから見た写真です。実銃と同様にハンマー、右側に付いたボルトレバーが見えます。レバーを引くには銃を一旦、左手に持ち替えなければなりません。これらのパーツは金属製です。グリップセイフティーも見えますがこれはダミーで機能はしません。


右後方からの写真です。スライド周りはFRP製で独特の質感がお分かり頂けるでしょうか。私はこの質感が大好きです。むしろ金属より好きです。


左後方からの写真です。マニュアルセイフティー、スライドストップ等が確認できます。当然ですがブローバックではないためスライドストップはダミーで機能しません。マガジンキャッチも同様です。


マガジンは装着できません。マガジンのスペースにはバランスウェイトが装填されています。


左側銃身基部に「5.95㎜」のB.B弾を使用との刻印があります。実際精度の悪いB.B弾を使用すると弾こぼれ、弾詰まりが発生したようで、この辺に関しては結構シビアな面を持っていたようです。
私はマルゼン製「グランド・マスター弾」を使用していますが、トラブルは皆無です。


グリップはマルゼンの凸刻印が入るラバー製です。ウッドグリップに換装されている方々も多いようですが、「精密射撃」に限定すればラバー製のほうが私には良さそうです。


フロントストラップはグリップと一体型でダイヤパターンのチェッカリングが入ったラバー製です。


バックストラップはガバメント同様のセレーション入りの金属製です。


銃身中央よりやや後方にぽっかりと開いたB.B弾の装填孔です。本当にただ穴が開いているだけです。アウターバレルがABS樹脂製、下のスライド部分がFRP製。こうして見るとその質感の違いが良く分かります。
ちなみに付属のオープンサイトの状態では単発装填ですが、付属の光学サイト取り付けベースは10発程度のマガジンになっており連続射撃が可能となります。
ただし既存のサイトを取り外して装着するためオープンサイトとの併用は不可です。


斜め前方から見たリアサイトです。エレベーション(上下)、ウィンテージ(左右)の調整が可能な可変タイプが装着されています。銃の個体差+私の癖でかなり右よりに調整してあります。


後方から見た様子です。反射防止のセレーションが切られています。


私好みのアンダー気味の露出で一枚。思わず頬ずりしたくなるような質感です。
こういうショットはメカ好きにはたまりません。


フロントサイトは樹脂製の固定タイプです。やはり反射防止のセレーションが切られています。


銃口部分です。最先端まで伸びた真鍮製のインナーバレルが見えます。実銃とはまた違う独特の雰囲気が感じられます。

以上がこの銃の特徴的な部分です。最新のAPS銃はデザイも性能も更に競技銃に特化したモデルとなっています。(当然のことですが)
しかしこのAPS-1のように精密射撃の黎明期に発売された銃は、競技にも使える精度とモデルガンとしても楽しめる容姿を併せ持ったまさに「男の趣味」にぴったりの製品だったような気がします。
現在の競技には参加できない銃ですが、これからも大切にし、時々我が家の私設レンジで撃ってあげようと思います。
しかし実銃の写真も見かけないマニアックな銃を製品化した当時のマルゼンさんはさすがですね。




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