2013年7月11日木曜日

熱い、暑い 第69回ビクトリーショーを観に


7月7日、七夕の日に開催された一日限りのミリタリー、トイガンの一大イベント第69回ビクトリーショーに家内と共に行ってきました。
今年は梅雨明けが例年より15日程早いということで当日も日中の気温が35℃に迫ろうかという勢いでうだるような暑さの中での開催となりました。
写真はないのですが、会場前の広場は入場待ちの人達で溢れかえっており、熱中症などが心配された状況でしたが皆さん大丈夫だったでしょうか。

会場となったのはこの種のイベントではお馴染みの竹芝桟橋に程近い都立産業貿易センター浜松町館です。


今回は4階がミリタリー&モデルガン、5階がエアガン&ミリタリーという2フロアーの会場設定で5階は18歳未満は入場不可となっています。エアガンの取扱いがあるフロアーなので当然のことですね。

この様なイベントがあることを噂には知っていたけれどまだ実際には行ったことがない方々のためにできるだけ会場の雰囲気が伝わる様に紹介してゆきたいと思います。
では早速会場内に足を勧めましょう。


4階が入場受付となっており入場料の支払い、各パンフレット類が渡されます。
入場料は破格な500円。中学生、女性は入場無料となっています。そして何よりおもしろいのは現職自衛官も入場無料となっていることです。
現職のNATO軍が訪れた時はどうなのでしょうか。身分証明書を提示すればフリーパスかな?
入場料を支払うと腕に巻けるバングルのようなチケットが手渡され、見えるように身に付けておけば当日は出入り自由です。


入り口で「海浜警邏隊 ピーチ&チェリー」のDVDのチラシを映画内のコスチュームで配っていた女性。男達でむせかえっているイベントでは、この様な素敵な女性を見つけるとホットします。


そうかと思えばその近くには旧日本軍の装束に身を包んだスタッフのお一人。思い思いのコスチュームで自分を表現でき、その格好で会場内を闊歩できるのが、このイベントの一番楽しいところなのかもしれません。


入ってすぐ右手にある運営本部です。会場内は冷房が入っているとはいえ、ミリタリーオタクの熱気でムンムンしておりほとんど効いていない状態。本部スタッフの面々も少々バテ気味です。
それもそのはず。開場から二時間半程で2,000名を超えた来場者数なのですから。

それでは4階から各出店ブースをいくつか見て行きましょう。


相変わらず素敵な笑みをたたえた女子ドイツ兵ギル女史のいる「カンプバタリオン! !」さん
来店者の質問にも丁寧に応対していました。本格的な作りのナチス・ドイツの軍装品はやはり人気の的です。


今回はロンメル元帥にも登場願いました。カンプバタリオン! !大本営を訪ねた時に写真を撮らせて頂いた制服です。この暑さの中、完璧な着付けには恐れ入ります。


両サイドの二名に比べると涼しげなデザートイエローの空軍スタイルの出で立ちの松下総統。ギル女史はウチワ片手に「暑くてたまらん」状態です。この格好では無理もないでしょう。
松下総統は7月中旬よりヨーロッパ戦線に参戦とのこと。迎撃されないよう十分注意してもらいたいものです。


次は壁に飾ってある制服が一際目を引いた個人出店の方のブース。
左から3番目の制服がイギリスの近衛兵の制服。バッキンガム宮殿などでお馴染みのものです。


間近で見せて頂きました。裏に縫い付けられたタグに「1912,AUG」の記載が。今から100年以上前の実物です。そして「W ↑ D」の標記も。この↑は政府からの官給品を表す「ブロードアロー」で英ミリタリー・ウオッチなどの裏蓋などにもよく見られます。個人のコレクターの方の所蔵だったそうで虫喰い一つない逸品でした。


そしてもう一品珍しい制服を。わざわざ人台にかけて頂きました。見た目も鮮やかな赤に白のモールと帽子の鳥の羽が印象的なこの制服はブルガリアの近衛兵の物だそうです。
制服というと第二次大戦中のドイツ軍やアメリカ軍に目が行きがちですが、こういう世界もあるのですね。


様々な勲章類も印象的なブースでした。丁寧に説明頂きありがとうございました。


ブラックホールでお邪魔した「レ・コレクショヌール」さんの元気なお顔を見ることもできました。挨拶をした最初の一声が「よう、同年代」でした。

続いてお邪魔したのが「GUNくつ王」さん。


マカロフオートを手に写真に納まっていただきました。
Gun Magazine 8月号の「SMALL ARMS ACCESSORIES」の項で歴代のマカロフ・ホルスターが紹介されておりそこに「GUNくつ王」さんのマカロフも協力という形で掲載されています。


さて引き続き5階「エアガン&ミリタリー」フロアを見に行こうと思ったのですが、水分補給なしでは危ないということで、補給基地「スナック・コーナー」へと。


こんなにきれいなお姉さま方が飲み物を販売されていました。やはり戦場には花が必要です。つくづくそんなことを考える「男でムンムン」している会場です。

そんなスナック・コーナーの一角で今日の戦利品について語りあっているこれまたムンムンした御一行を発見。


ヘルメットを被っている男子(どうやらこのヘルメットは今回の戦利品のようで)、また何やら「長物」らしき包みを持っている男子などなど。弁当をガッツリ食べているところをお邪魔してのワンショット。ご協力ありがとうございました。

さて一息ついたところで5階へ向かいます。


5階会場入り口付近の様子。ここも人、人で溢れかえっています。しかし暑い。酸素が薄い。


まず最初は入り口脇に出展されていたご存知「東京マルイ」さん。人気のM870 TACTICALを発表された直後ということもあり様々な質問の回答に島村氏も大忙しでした。製品の詳細はGun Magazine 8月号「ニューモデル・レポート」に紹介されています。


新製品M870 TACTICALを手に熱く語りあっていた来場者の方のワンショット。いつも思うのですが皆、素人さんとは思えない表情やポーズをとってくれます。このお二人も最高です。


次は何だか八百屋の客引き、はたまた暮れのアメ横の数の子売りのような威勢の良い声に引かれて向かったのが「GUN MALL」さん。
ブースも大きく取っており、お客さんの数も多く、商品も多数持ち込まれて店名の面目躍如という感じでしょうか。
そんな威勢の良いお兄さんにポーズを決めてもらいワンショットお願いしたのが


これです。気合十分な「ドヤ顔」をご覧ください。ガタイが良いのでなお更決まって見えますね。

GUN MALLさんを後にすると何やらキャピキャピした声が。


その声の正体は皆さんご存知の「ウピウピ隊」のブースからでした。今回は「ウピくじ」なる抽選をやっていて参加したお客さんとキャーキャーやっていました。こちらも戦場の彩りですね。
一瞬にしてこのポーズはさすがです。

次はいつも人気の「CAW」さん。


この日も話題のボーチャードピストルを含むたくさんのラインナップでお客さんの目を楽しませてくれていました。そんな中に気になるパネル広告が。


トグル型ピストルという意味で兄弟関係にある「P.08」の製作が進行しているとの告知です。本郷代表に聞いたところ「まだまだ先のこと」と言われていましたが水面下では着々とプロジェクトが進行しているのでしょう。楽しみな一品に期待が膨らみます。

そんな本郷社長に写真に納まって頂きました。


強者顔です。今度ファクトリーにもお邪魔させてください。

次にお邪魔したのが旧Gun誌のバックナンバーでもお馴染みの「むげん」さん。


少しはにかみながらのワンショットです。みなさん何気なくに手許にある銃を持ったりして下さってスナップがスムーズに撮れるのには感謝です。


我々の前に置かれていた旧Gun誌別冊「Gun用語辞典」は今でもGunマニアのバイブルだそうです。何か良い時代にできた本だなという感じがします。

さて次は「サイトロン」さん。トウキョウジュウホウさんのイベントでもご一緒させて頂きました。



今回もスコープ関係を中心に数多くのアイテムを引っさげての出展です。
スコープを真剣に覗く方に丁寧に説明されているスタッフの方々が印象的でした。涼しげな顔で話されていますが会場は本当に暑いです。

「アングス」さんにもお気に入りの製品を持って一枚撮らせて頂きました。


写真を見ると分かると思いますがテーブルの上は商品で溢れかえっています。好き者には宝の山なのでしょう。

暑さで息も絶え絶え、最後にお邪魔したのが「ハートフォード」さん。


Gun Magazine 8月号でも紹介されている発売間もない「二十六年式拳銃」のエアソフトガンを中心に出展されていました。加藤社長もお見えになっていてスタッフとお二人で写真に納まって頂きました。


旧日本軍初の回転式拳銃ということでなのか、畳を用いたディスプレーが何ともいえない趣です。
ハートフォードさんといえば「ファスト・ドロー」の大会等で有名ですが私はまだ実際に見たことがありません。是非一度見に伺わせて頂いて、いろいろとご教示願えればと思っております。

そんなハートフォードさんのブースで偶然にも取材中のGun Magazineの金原さんと遭遇。


一枚撮らせて頂きました。やはりこの業界が長いと顔つきや仕草が違うのです。新参者の我々には遠く及ばない何かがあります。

最後に来場者で写真に納まってくれた方々です。


装備も含め全身隙なく決まっています。足元のコンビにの袋をどけてあげれば良かったですね。
ご協力ありがとうございました。


商品を物色中にお願いした一枚。頭のターバンが洒落ています。帽子、ヘルメットが多い中でこれは目立っていました。上の写真の方もそうですが、とっさにポーズをとった時トリガーに指がかかっていないのはさすがです。ご協力ありがとうございました。


帰りがけエレベーターホールに集結していた旧ドイツ軍の面々。三人三様の出で立ちで今日のイベントを本当に楽しんでいる様子が伺えます。そういえばドイツ語の歌も歌っていました。
ご協力ありがとうございました。

以上が駆け足で見た第69回ビクトリーショーの内容です。何度も見に行かれている方にはどうということはない紹介となっていますが、最初にも書いた通り「名前は聞いたことはあるが、見に行ったことはない」または「行ってみたいのだけど・・・」のような方々の参考に少しでも役立てばと思っております。

しかしオーディオのイベントなどは出展者が集まらず開催中止を余儀なくされたりと暗い話題が多い中、見せるだけのイベントではなくフリーマーケット風の味付けが功を奏しているとはいえ、これだけたくさんの来場者があるとは驚きでした。まさに足の踏み場もないほどの商品数と正月の初詣の参道のような込み具合。その場に立ち止まるのもはばかられるほどで写真を撮るのも一苦労でした。
実感としてミリタリー&Gunを趣味としている人達は思い入れが深く、そこそこでは満足できず行くところまでは行く。そんな気概が感じれれるイベントでした。
カンプバタリオン! !さんが言うように「平和な時代の不思議な大人の趣味の世界」をこれからも絶やすことなく続けてゆけるよう一人一人が大人の自覚をもってこの趣味に接していって欲しいと思います。

最後になりましたが、来場者の皆様、出展者の皆様、主催者の皆様、猛暑の中本当にお疲れ様でした。













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