2013年7月30日火曜日

真夏のショップ訪問/ガンモール東京、スーパーラジコンそしてタムタムへ



日中の気温が35℃に迫ろうかという暑い日、秋葉原周辺のモデルガンショップ、ホビーショップをレポートしようという話になり決行しましたので報告したいと思います。

まず最初に訪れたのは先日開催されたビクトリーショーでスタッフの方に「どや顔」でポーズを決めて写真に収まって頂いた「ガンモール東京」さん。場所は蔵前二丁目です。



赤い石張り外壁のビルの1階、2階が店舗となっています。写真は午後2時頃撮ったもので、その西日の日射しから暑さを感じて頂けるでしょうか。

まず来店された方々を迎えてくれるのがこのマットです。レンタルモップの業者さんが作って持ってきたのような話でしたが、なかなか格好良く「バスマットでも作って販売したらどうですか」と言ったら笑われました。


店内に入ると「ズドーン」とこの様な感じです。サバイバルゲームに力を入れているとのことで両サイド共にアサルトライフルなどの長物で埋め尽くされています。
ショーケース内にきれいにディスプレーされている部分を見ていると「モデルガンショップ」と言うよりまるでブティックの趣です。


ショーケースがない場所もこの様にメッシュパネルを使いライフル関係で満杯です。
私が驚いたのはこれだけたくさんの商品が展示されているにも関わらず、それらには埃一つついておらず非常にきれいだということです。
こんな部分を見てもやはりブティックのようです。



各種スコープ等アクセサリー類も充実しており、サバイバルゲームベテランの方から初心者の方までお気に入りの商品がきっと見つかるはずです。

ここまで見て、「ところでハンドガンは」と思われた方。それは2階です。


奥の階段部分にこの様な案内板があります。早速上がってみましょう。
ガンモールさんは各商品群の上にもこの様な案内板が設置されていて、初めての来店でも目的の商品の場所が分かりやすくなっています。これは有り難い配慮です。


2階はハンドガン、マガジン、軍装品関係のフロアとなっています。


ハンドガンが整然とディスプレーされています。ちなみにこちらは国産メーカーの製品です。


こちらが海外メーカー製のコーナーです。この様に国産製、海外製を分類して展示しているのは珍しいのではないでしょうか。この辺も初心者には優しいかもしれません。


フラッシュハイダー等のアクセサリー類も豊富に展示されています。


階段部分のちょっとしたスペースにもボディーアーマー等の軍装品が所狭しと飾られています。

ここで一旦、1階に戻りスタッフの方に少々お話を伺いました。

「サバイバルゲームで使用する銃で一押しなのは」の問いに。


「これです」とのお答え。私はライフル関係に余り造詣がないもので(基本的に全てにおいてそんなに造詣があるわけではありません。失礼)、詳しいことは分かりませんが、「コンパクトで取り回しがよく、バレル周りも丈夫で取り扱いやすい」とのこと。
ちなみにサバイバルゲーム初心者の方は東京マルイの銃が価格的にも購入し易く、メンテナンスもしっかりしていてお勧めとのことでした。

ではこのお勧めの製品を持ってご登場願いましょう。


照れながらも表情を含め決めるところは決めてくれました。なるほどこうやって持って頂くとそのコンパクトさがよく分かります。
こういう決まったショットを見ると自分も欲しくなるのが私のいけないところです。

ここで家内の「これからサバイバルゲームを始めてみようという方にお勧めなのは」の問いの答えがこれです。


銃は好みで選ぶとして、初心者にとって一番わかりにくいのは装備なはずです。率直な話し「弾が当たって痛くない格好をしていればそれで良いのか」的だと思います。
そこで登場するのが「サバゲスターター4点セット」


この様にとりあえずというか、最低必要な装備を教示してもらえると知識ゼロでも迷わず購入できて非常に助かります。極端に言えば、初心者が明日急にサバイバルゲームに参加できるということです。こういう提案は各イベントでもっともっと前面に押し出して欲しいものの一つですね。

ガンモールさんはその軸足をサバイバルゲームに置き、それらを中心とした商品セレクトで来店されたお客様の期待を裏切らないそんな頼もしい印象を感じさせるショップでした。

ガンモール東京を後にし次のショップに向かう途中、あまりの暑さでちょっと休もうかと入った喫茶店が「昭和」を感じさせる素敵なお店でした。


お店の名は「チャイム」さん。金色のベルがトレードマークです。暑さでボーッとしていて外観の写真を撮り忘れました。


洒落たゴブレットに注がれた自家製アイスコーヒーです。お店を切り盛りしているご婦人のようにやさしい味のコーヒーでした。

さて一息ついて次に伺ったのは「スーパーラジコン」さん


入り口にこのような見慣れたロゴが入った看板が出ていますので訪ねる時の目印にしてください。

2階、3階が店舗となっています。


モデルガン関係は2階入ってすぐ右奥にあります。


やや奥まった所にあるショーケースにハンドガンがディスプレーされています。


アクセサリー関係はレール引き出し式のメッシュパネルに整然と吊り下げられています。
一見少なそうに見えますが、横一面に展開すれば相当量なはずです。


私達にはお馴染みのマルゼン製APS競技用のライフルを見つけました。
サバイバルゲームとは対極をなすゲーム(競技)です。

3階に向かってみます。



何とラジコン用のサーキットがります。当日もお客様が愛車を走らせていました。
家内は昔ラジコン店でアルバイトをしていたこともあり、懐かしさいっぱいのようです。
そしてもう一つ私が感心することそれはエンジンヘリのホバリングができる(できた)ということ。
ご存じの方にはすぐ分かると思いますが、高等技術です。
そんな家内の目を釘づけにしたのが


オーナーさんがいらっしゃるとのことでしたが、かなり細部にまで手の入ったガソリンエンジンヘリです。
エンジン周りは堪らない造詣です。



あちらこちらにエンジン機が置かれています。電動も随分と良くなっているなっているようですが、私達の世代はラジコンといえばやはりエンジンです。

モデルガンとラジコン。私達世代の人間は両方共にそのピーク時代を知っています。黒い金属製のモデルガンもO.Kでしたし、飛行機はどこでも飛ばせ、ボートはちょっとした公園の池で走らせることが可能でした。しかもすべてエンジン機です。
今から思えば趣味人にとっては天国のような時代でしたが、それはそれで想い出として取っておき今は時流に沿った接し方、楽しみ方でこの二つのコアな趣味を絶やす事なく存続させていけたらなと思わせてくれるそんなショップでした。

次に伺ったのが「タムタム」さん。なんだかかわいい名前のショップです。
外神田五丁目の交差点にある大きなビルの4階、5階です。
ちなみにこちらのショップ、私達の事務所からほど近い相模原にも支店があります。


4階がミリタリー、ラジコン等のフロア、5階が鉄道模型をメインとしたフロアになっています。


4階奥がモデルガンコーナーです。ショーケース内には長物も見えます。


ハンドガン関係も棚に見やすくストックされています。10歳以上対象のモデルも結構ありました。


アクセサリー類も見やすい位置に展示されています。奥のショーケースには火縄銃らしき物も見えます。


軍装品も揃っています。ワンフロアーで銃から装備関係まで見て回れるのはいいですね。


タムタムさんも「初心者ミリタリーコーデ」なる初心者にも分かりやすい提案をしています。
ミリタリーと一言で言ってもその幅は無限大といってもよいでしょう。

5階に向かいます。
鉄道模型、これも趣味の王道です。


正面奥に「鉄道部」の看板が見えます。


ショーケースに陳列された車両の数々。好き者には堪らない光景でしょう。



鉄道模型には全く造詣がない私達の目にとまったのが、トランク式のジオラマセット。ZゲージというNゲージよりもさらに幅の狭いレールを用いたセットです。
トランク式というだけあって使わない時は蓋を閉めて収納できるので便利ですし、このサイズならテーブルの上で一杯やりながら鑑賞できるでしょう。何となく食指を動かされる商品です。



各種レール、ジオラマ素材など充実の品揃えです。
何も知らない私達に鉄道部のスタッフの方が丁寧に説明をしてくださいました。

鉄道模型は幼少の頃、ほんの一時期接したことがある程度で確かな記憶もないほどですが、先に紹介したトランク式のジオラマなど住宅事情を考慮したと思われる製品が発売されたりと、この世界も日々前進しているのだなと感じさせられるひと時でした。
様々なホビーをひと所で満喫できる「総合ホビーショップ」は初心者からベテランまで楽しめるまさに「宝箱」ではないでしょうか。

こうして私達の真夏のショップ訪問は終了しました。
私達が月刊Gun Magazineに関わっている関係上、モデルガン専門店「ガンモール東京」さんのレポートが多くを占めてしまいました。
しかし「モデルガンが欲しいのだけど何も知らないのでいきなり専門店はちょっと怖い」などの方々にとって「スーパーラジコン」さんや「タムタム」さんのように総合的にホビーを取り扱うショップは敷居も低く初心者にも優しいショップと言えるのではないでしょうか。(もちろん専門的な質問にも十分対応してくれることは言うまでもありませんが)

またそう思う反面、専門店にも勇気をもって飛び込んでみて欲しいとも思います。お店のスタッフは皆、できるだけ敷居を低くしようと日々努力しているので優しく丁寧に対応してくれるはずです。何と言っても同じ趣味を持つ同志なのですから。ガンモール東京のスタッフなど本当に気のいいお兄ちゃん達でした。

そんな思いで私達は今後もGun関係を中心に可能な限り初心者にも分かりやすい表記、表現でショップ等を紹介してゆけたらと思っております。

そして今回のお土産は


ベレッタの樹脂製ガンケースです。ベレッタ日本総代理店のサイトロンジャパンさんが輸入した正規品です。5インチバレル位のモデルまで収まるケースです。


中はこんな感じです。参考までにKSC製M8000 クーガーF HWを置いてみました。(良い雰囲気です)ウレタンは型抜きではないので汎用性があります。蓋を閉めれば銃のがたつきは皆無です。

最後になってしまいましたがお邪魔させて頂いた各ショップ様、お話をお聞かせ頂いたスタッフの皆様お忙しい中、ご協力本当にありがとうございました。

※文中の「モデルガン」の表記はモデルガン、ガスガン、エアガン、電動ガンの総称として使用しております。

2013年7月22日月曜日

マルゼン APS-1 ドミネーター



以前、我が家にある古いAPS銃、マルゼンAPS-1 “Dominator”について書きましたが最近久しぶりにじっくりと眺める時間があったのでその時撮影した写真と共に、続編として紹介したいと思います。



すでにご存じと思いますがこの銃は実銃として存在したパックマイヤー・ドミネーターを当時のマルゼンが精密射撃用モデルとして90年代初頭に発売したものです。
実銃はコルト・ガバメントのスライドをライフルのバレルに換装するキットで、主にハンターの為のハンドガンという感じでした。

不格好というか、アンバランスなこの形状が何ともいえず、眺めたり、時々撃ったりと好きな銃です。精密射撃用として発売するにあたり、この銃身の長さは命中精度を高めるためには恐らく好都合であったと思われますし、実銃が存在していたとあればモデルガンマニアに、命中精度からもちろん標的射撃ファンにも注目された銃だったのではないでしょうか。
最近でもオークション等で結構探されてる方もいるようです。

では写真で詳細を紹介してゆきましょう。


右側グリップ上部のCOLT'S・・・の刻印とグリップのガバメント・モデルの凸刻印からこのモデルがガバメントベースであることが分かります。グリップセイフティー横はASGKの刻印です。


後ろから見た写真です。実銃と同様にハンマー、右側に付いたボルトレバーが見えます。レバーを引くには銃を一旦、左手に持ち替えなければなりません。これらのパーツは金属製です。グリップセイフティーも見えますがこれはダミーで機能はしません。


右後方からの写真です。スライド周りはFRP製で独特の質感がお分かり頂けるでしょうか。私はこの質感が大好きです。むしろ金属より好きです。


左後方からの写真です。マニュアルセイフティー、スライドストップ等が確認できます。当然ですがブローバックではないためスライドストップはダミーで機能しません。マガジンキャッチも同様です。


マガジンは装着できません。マガジンのスペースにはバランスウェイトが装填されています。


左側銃身基部に「5.95㎜」のB.B弾を使用との刻印があります。実際精度の悪いB.B弾を使用すると弾こぼれ、弾詰まりが発生したようで、この辺に関しては結構シビアな面を持っていたようです。
私はマルゼン製「グランド・マスター弾」を使用していますが、トラブルは皆無です。


グリップはマルゼンの凸刻印が入るラバー製です。ウッドグリップに換装されている方々も多いようですが、「精密射撃」に限定すればラバー製のほうが私には良さそうです。


フロントストラップはグリップと一体型でダイヤパターンのチェッカリングが入ったラバー製です。


バックストラップはガバメント同様のセレーション入りの金属製です。


銃身中央よりやや後方にぽっかりと開いたB.B弾の装填孔です。本当にただ穴が開いているだけです。アウターバレルがABS樹脂製、下のスライド部分がFRP製。こうして見るとその質感の違いが良く分かります。
ちなみに付属のオープンサイトの状態では単発装填ですが、付属の光学サイト取り付けベースは10発程度のマガジンになっており連続射撃が可能となります。
ただし既存のサイトを取り外して装着するためオープンサイトとの併用は不可です。


斜め前方から見たリアサイトです。エレベーション(上下)、ウィンテージ(左右)の調整が可能な可変タイプが装着されています。銃の個体差+私の癖でかなり右よりに調整してあります。


後方から見た様子です。反射防止のセレーションが切られています。


私好みのアンダー気味の露出で一枚。思わず頬ずりしたくなるような質感です。
こういうショットはメカ好きにはたまりません。


フロントサイトは樹脂製の固定タイプです。やはり反射防止のセレーションが切られています。


銃口部分です。最先端まで伸びた真鍮製のインナーバレルが見えます。実銃とはまた違う独特の雰囲気が感じられます。

以上がこの銃の特徴的な部分です。最新のAPS銃はデザイも性能も更に競技銃に特化したモデルとなっています。(当然のことですが)
しかしこのAPS-1のように精密射撃の黎明期に発売された銃は、競技にも使える精度とモデルガンとしても楽しめる容姿を併せ持ったまさに「男の趣味」にぴったりの製品だったような気がします。
現在の競技には参加できない銃ですが、これからも大切にし、時々我が家の私設レンジで撃ってあげようと思います。
しかし実銃の写真も見かけないマニアックな銃を製品化した当時のマルゼンさんはさすがですね。