2013年6月27日木曜日

カンプバタリオン!! 大本営を訪ねて




今回は東京都東村山市に大本営を構えるドイツ軍軍装品で有名なカンプバタリオン!!を家内と共に訪ねました。
カンプバタリオン!!といえばゴールデンウィークのブラックホールで素敵な微笑みで写真に納まってくれた女子ドイツ兵ギル女史が思い浮かびます。今回は会えるでしょうか。家内共々期待が膨らみます。

我々の事務所からはさほど遠くない東村山市。大本営ということで敵機からの爆撃を受けないようカモフラージュネットで覆われた建物かと思いきや、白い瀟洒な建物でした。

ほぼ定刻の13:00(イチサンマルマル時と言った方が気分でしょうか)に到着した我々は松下総統に迎えられいよいよ大本営の内部へ。

 
足の踏み場もないほど(失礼いたしました)こってりとドイツ軍軍装関係、モデルガン関係、それらに付随するありとあらゆる物で溢れかえっています。これは好き者にとっては堪らない空間です。
私は思わず松下総統に「店舗というよりは男の夢の部屋ですね」と言ってしまいました。

そんな部屋を早速見てみましょう。ご覧頂くに当たって一つ申し上げたいのは、この店舗という名の男の夢の空間は松下総統の私物(簡単にいうと非売品)も多数展示されています。
「欲しいな」と思われても入手は不可ですのでご注意ください。
(総統に永遠の忠誠を誓えば譲ってもらえるかな???)


帽子関係の棚です。右手にはGIジョーの姿も見えます。



ヘルメットも実物、復刻品(レプリカという言葉はイメージ的に好きではありません)などさまざま。
一口にドイツ軍のヘルメットと言っても何種類かタイプがあるということです。子供のころはそんなことは知る由もありませんでした。


隣室の棚にも衣料関係がぎっしりです。写真右手にはパンツァーファーストも見えます。
そんな中一つ気になる軍服を発見。


アフリカ軍団で「砂漠のキツネ」の異名をもつロンメル将軍の制服の復刻物です。
ロンメル将軍の制服は軍の規格物ではなく全て本人のオリジナルデザインだったとのこと。
そんなことは全く知りませんでした。何かと規律にうるさそうなドイツ軍にしては意外です。
これは個人さんからのオーダーの一着だそうで、要するにオートクチュールですね。

軍服は吊ってある物ばかり見てもイマイチイメージが湧きにくいので実際に誰かに着てもらおうということに。

さあ女子ドイツ兵ギル女史の登場です。


まず最初は武装親衛隊二等兵M40野戦服。子供のころ山ほど使ったパクトラタミヤ(我々の世代はまだタミヤカラーではありませんでした)のフィールドグレー色です。


MP38(MP40?)シュマイザーを手に一枚。こんな女子ドイツ兵になら撃たれてみたいとお思いの方もいらっしゃるのでは。
 

次は武装親衛隊ハンプシュトルムフューラー・ヒトラー師団戦車兵大尉服での一枚。
最初、松下総統はSS戦車兵大尉服と言っていましたが、だんだんと本格的な言い回しになってメモを取るのも一苦労でした。もし記載ミスでしたら申し訳ございません。
ドイツ軍戦車のプラモデルでは有名な制服で、確か映画「バルジ大作戦」の主人公もこのタイプではなかったかと。フィギュアの塗装で襟部分の細いトリミングが大変だったことが思い出されます。


ヒトラー師団ということで左袖口にはヒトラーのサインをモチーフにした刺繍が。絵心があった人物らしいなかなか茶目っ気のある字体です。


最後はデザートイエロー色の空軍夏季熱帯野線服です。この色もよく使いました。襟元のドット柄のスカーフがおしゃれな感じです。


パンツァー・ファーストを持ってもらい一枚。構え方が分からないと言いながらのショットでした。


実は彼女。ドイツ軍を中心にしたミリタリー物コミックの同人誌を手がけています。なかなか好評のようで最新刊はすでに完売してしまったとのこと。手許にあった二冊を撮影させて頂きました。
女性らしい優しいタッチとしっかりとした知識が混然一体となったイラストが文章と調和したなかなかの力作です。
そして右上が非常に詳細なイラストとそれらに付随するデーターが書き込まれている「ネタ帳」です。
これからピュアブックとしても何か応援できればと思っています。

今度は小物を中心に店内を見てみましょう。


様々なバッジや勲章関係が入った引き出しです。なかにはエーデルワイスの花をかたどったバッジなどもあり、ここでも硬いだけのドイツ軍制服のイメージが少し変わります。


このケース内の品々は実物です。(勿論非売品)


いかにも戦時下に存在したという「香り」が漂ってくるような手帳関係。


そして勲章や見慣れた形状のバックルの数々。


そしてドイツの方々から頂いたという写真やポストカード(実物の遺品)。


カウンター背面の本棚には資料や書籍が所狭しと並びます。
ギル女史はこの多大な資料の中から必要なものを「ネタ帳」へ丁寧に書き込んでいるのです。


そしてこれは海外のGun Magazineやコンバットマガジンに相当する書籍類。表紙の色味や中のレイアウトが日本とは違い面白いとは家内の弁。松下総統のお嬢様がモデルとなって掲載されている本を一冊買い求めました。


さらにキョロキョロしていると壁に懐かしい写真が。映画「大脱走」でドイツ軍の制服姿のスティーブ・マックイーン。
ドイツ兵を一人捕まえて、左手に写っているいる小屋でその制服に着替え、オートバイにまたがり、いざ発進しようとしている場面。何度となく見た大好きな映画、そしてそのワンシーンです。

こうしてじっくり見て、話しを伺っているうちに2時間の予定の訪問が4時間にもわたることとなってしまいました。

そして今回のお土産は。



武装親衛隊の夏季用戦闘帽です。非常に丁寧な作りの復刻品で各イベントに重宝しそうな一品です。これをチョイスした時、ギル女史に「武装親衛隊っていいですよね」と。
一般の女性では知る由もない一言に、何だか頭が下がる思いでした。

そして前回のブラックホールで購入したお土産もご紹介します。


ハーケンクロイツのマットです。廃タイヤをリサイクルしたゴムチップを固めたもので、非常に丈夫で靴で踏んでも大丈夫と言われましたが、とても踏めません。我家ではオーディオラックの前に敷いてありますがやはり素足でも踏めません。愛犬のクロパグはおかまいなしですが。
家の鬼門に敷けば魔除けにもなりそうです。

ナチス・ドイツさらに親衛隊というと一般的には「悪」のイメージがどうしても先行しがちです。しかし制服類を含む「軍備」だけを見れば、今の目で見ても明らかに旧ドイツ軍は「カッコイイ」のです。
子供の頃にほとんどの男の子は戦車のプラモデルを作った経験があると思います。そしてそれは圧倒的にドイツ軍の物が多かったはずです。
松下総統も私も当時のナチス思想の賛同者でもないですし、その思想を肯定してもいません。ミリタリー好きとしてただ純粋にチョイスしたのが、ドイツ軍なのかアメリカ軍なのかイギリス軍なのかだけなのです。このブログをお読みくださった方々はにおかれましてはくれぐれもその辺りを誤解なさらないようにお願い致します。

しかし小物の中にエーデルワイスの花をモチーフにした物があったり、ドットプリントのスカーフがあったりと女性が人とは一味違うファッションに使えそうなアイテムがありました。
ミリタリーテイストの好きな女性は是非新しいアイテムとして部分的にでも「ドイツ軍」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

興味のある方はこちらがカンプバタリオン!!のH.Pとなっております。

http://www.kampfbataillon.com/shopping/index.html

なお訪問時は必ず予約を入れてほしいとのことでしたのでお忘れなく。

最後になりましたが松下総統、ギル女史 貴重な時間を長時間にわたりお付き合い頂き本当にありがとうございました。またイベントでお会いしたいですね。










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