2013年5月22日水曜日

マルゼン 精密射撃用ハンドガン APS-1


APSとはAir Precision Shooting=精密射撃の頭文字。
文字どおり「きちんと狙って打つ」エアーソフトガンによる射撃である。
そして写真は我家にあるマルゼン製APSハンドガン「APS-1 “Dominator”
恐らくAPS最初期の製品であると思われる。



M1911(ガバメントモデル)のフレームにエアコッキング式のボルトと射撃精度を高めるためロングバレルに換装した独特(悪く言うと不恰好な)外観を持つハンドガンである。
実はこのハンドガンにはちゃんとモデルとなった実銃が存在するようで、それは競技用カスタムパーツで有名な「パックマイヤー」にM1911のスライドを取り外し、代わりにライフル用のレシーバーを取り付けライフル弾が撃てるようにモデファイするキットがあったらしく、なかなか玄人好みなモデルをベースにAPS化しています。さすが老舗のマルゼンというところでしょうか。

そしてこのAPS-1、弾を一発づつ装填するというマニアックさです。


写真のようにリアサイトの手前に「穴」が開いていてここにBB弾を射撃毎に一発づつ装填します。発射までの行程は、ボルトを引いてエアコッキング→BB弾の装填→ボルトの閉塞→トリガーを引くこの行程を射撃毎に行なうわけで、速射性は皆無といった構造です。
メーカーもさすがにこれだけではと思ったのか、オプションのスコープを取り付けると、そのマウントベース(これは本体に付属)に12連装のマガジンが内蔵されているという仕組みになっています。

しかし私はこの「一発づつ装填して撃つ」という間合いが大好きです。心地よいブローバックのリコイルを楽しむハンドガンもそれはそれでよいものですが、「じっくり狙って撃つ」という行為にある種、弓道にも通ずるものを感じてしまいます。

そして時折、リビングの仮設シューテイングレンジでこの銃を使って射撃を楽しむのですが、ここは非常に静かでボルトを引いた時、閉塞した時の音、トリガーを引いて弾が発射され、圧縮された空気が銃口から大気開放される音などこの銃が持つ精巧さを表す音がつぶさに聴いて取れるのです。
握った時の感触やトリガーの切れからもその精度の高さが感じられ、古い製品とはいえ個人レベルで楽しむには十分すぎるパフォーマンスを示してくれます。

そのパフォーマンスですが一週間程練習すれば銃の性能にも助けられかなりの線まで到達できます。写真はその結果です。



少し見づらいかもしれませんが、ワンハンド、約5mの位置からのグルーピングとしてはまずまずでしょうか。競技に出場する方々が目標とされている「ワンホール」には遠くおよびませんが・・・。
ちなみに使用したBB弾は質量0.29gのマルゼン製「SUPER GRAND MASTER BB弾」です。この弾はボールベアリングと同じ製法で作られた限りなく真球に近い形状と飛距離、精度に大きく影響すると言われている内部気泡が全く存在しないという現時点で最高の品質を誇るBB弾です。お値段は500発/1500円とお高めですがこのパファーマンスなら納得でしょうか。

エアーソフトガンでこんなにも精巧な射撃ができるAPSの公式練習会が東京で開催されます。
以前訪問した赤羽のHOBBY SHOPフロンティアさんが主催する「APS フロンティア公式練習会 ハンドガンクラス」で会場は錦糸町のすみだ産業会館です。興味のある方は是非のぞいてみては如何でしょうか。詳しくはJASG(日本エアースポーツガン協会)のホームページをご覧ください。

http://www.airsportsgun.com/又はhttp://www.airsportsgun.com/data/1306.pdf


「じっくり狙って一弾入魂で撃つ」 是非この快感をみなさんも味わってみてください。



※今回紹介したAPS-1はもし中古品等で購入されてもAPSカップ発祥以前の製品のため公式銃に認定されていないため公式な大会での使用はできませんのでご注意ください。