2013年4月30日火曜日

2013' GWブラックホールを観て




4月27日,28日の両日、2013' GWブラックホールに家内と共に行ってきました。会場は新春と同じ都立産業貿易センター・浜松町館です。
今回も3F,4Fの2フロアーを使った開催で3Fは18歳未満の方は入場不可となっています。

写真が少し多く長くなってしまいましたが私達がお話をうかがえたブースを順を追って紹介してゆきますので、会場の雰囲気を楽しんで頂ければと思います。

会場入り口はこんな感じです。ここで入場券を購入します。
ちなみにここから先は取材等以外は撮影禁止となっています。


小学6年生までは無料(4Fのみ入場可能)、中学生~18歳未満600円(4Fのみ入場可能)、当日のみ有効のパスポート(3F,4F行き来自由)1,200円。ここで年齢確認の身分証明書が必要となります。このパスポートがお茶目で黄色い小さな荷札のような物に輪ゴムがついているだけで、手首に付けておくようになっています。
それでは早速入場してみましょう。まず3Fからです。


新春と夏の間に開催されるGWブラックホールは規模も小さめとは言うものの、この日を指折り待っていた熱心な(コアな)マニアで賑わっています。

まず伺ったのが「むげん」さん。


旧Gun誌のバックナンバーや「銃道」などのDVDのストックでも有名な店舗です。お客様が出品商品について熱心に質問していました。

次は隣のクラフト・アップル・ワークス「CAW」さんです。


新春ブラックホールで発売間近のボーチャード・ピストルのプロトタイプを出展していて本郷社長の周りに多くの人だかりができていたのが記憶に新しいところです。
残念ながら今回はお見えになっていないようでしたが、商品についてスタッフとお客様との熱いやり取りが交わされていました。

続いて「タニオ・コバ」さんです。


やはり人気者でたくさんのお客様に囲まれていて、なかなか話しをするタイミングが取れなかった状況でした。現在開発中のGM-7専用「コンペンセーター付きコーンバレル&ブルバレル」を携えての参加でした。


続いて「Gun Shop アングス」さんです。


たくさんの商品を持ち込んでの参加でしたが私の興味の対象はこれです。






ブローニング M1919重機関銃の実物、無可動銃です。この存在感と湧き出す力強さは強烈で、残念ながらモデルガンでは到達できない世界です。ボルトを固定するための溶接が生々しい逸品でした。

続いては「コンチネンタル・ホルスターズ」さん


こじんまりとしたブースですが各種グリップ、ホルスター、銃のマニュアル各種が出品されていました。確か新春ブラックホールで私の大好きなイングラムMAC11のマニュアルがあったのもここではなかったでしょうか。(記憶違いでしたらゴメンナサイ)

さあどんどん進みましょう。
次は台湾からの出展「臥徳」さん。


男性二人、女性一人での参加のようでした。快く撮影させて頂きありがとうございました。
海外からの出展はやはりイベントに彩りを添えてくれます。
テーブルに展示されているものが何なのかを聞き忘れました。


次は「ラッキー・ポイント」さん



弾関連の小物が所狭しと置かれたテーブルです。大物が出展されているブースもそれはそれで楽しいですが、目を凝らしてみるとお宝が隠れていそうなこういう出展は私的には大好きです。

次は日本刀とミリタリー物を出展されていた「清水商会/レオパルド」さん。
やはり日本刀は何とも言えないオーラを発しており、この場所だけ独特な雰囲気を醸しだしていました。




日本刀に関しては造詣が皆無に近い私達のつたない質問にも丁寧にお答え頂きました。日本刀と言うと手入れが大変そうなイメージがありますが普段は時々油を塗ってあげるだけで良いそうです。また価格も比較的手の届きやすい物も展示されていました。

「砂鉄から作られた和鉄はさびない」(ちなみに産地は備前長船とのこと)、「刀は千年を超えて生き続けている」の言葉が心に残ったブースでした。



レオパルドさんは「表示価格の半額」のチラシを貼っていて、その中に気になったミリタリーウオッチがあったのですが他のブースにちょっと気をとられている間に売れてしまっていました。
やはりこういうイベントでは「見つけた時が即買い時」を痛感しました。

そしてGun Magazineでお馴染みの「ユニバーサル出版」さん。


4月27日はちょうど6月号の発売日で購入されているお客様も見受けられました。書店とは違いこういう場所で購入するのはまた格別な感じがするものです。帰宅してからブラックホールの興奮冷めやらぬ間に最新刊を読むのもまたおつなものかもしれません。

左手奥には非常に精巧にカスタマイズされたフィギュアと戦車が展示されていました。
どれもこれも究極的な造詣です。これらの作品と比較するのは余りにも失礼ですが、子供の頃88mm対戦車砲などを用いたジオラマを作っていたことを想い出させてくれた出展でした。




そして特設会場ではスペシャルライブが行なわれていました。



ガン、ミリタリーとは間逆な世界のような気もしますが、観客の方々はノリノリでした。
各ブースで神経を集中させている来場者の方々にとって良い気分転換ができるコーナーだったのではないでしょうか。

3Fはだいたいこんな感じで次は4Fです。その前に昼食タイムを取ります。
入り口を入るとすぐの場所にスナックコーナーがあり、ここのカツカレーはなかなかいけます。食べることに専念しすぎて肝心の写真を撮り忘れました。
このスナックコーナーのテーブルは暫しマニアの方々の歓談スペースにもなり、今日の戦利品の品評会が所々で繰り広げられています。
またテーブルのすぐ隣に特設シューティング・レンジが設営されていて食後に「撃つ」などという楽しみ方もできるコーナーとなっています。

腹ごしらえも終わったところで4Fに向かいます。


4Fは軍装品関係が中心に出展されています。

まずは「中田商店」さん。


新春は3Fでの出展でしたが今回はミリタリー衣類を中心に4Fで大きなブースを展開していました。

そこにバッチリないでたちの女性を発見。撮影をお願いするとポーズを決めてくれました。


話しを聞くとこのあと始まるイベントに出演するモデルさんとのこと。表情を作るのも上手なわけです。

そこには本物のアメリカ軍の女性中尉さんが出演するとのこと。何だか楽しみです。


左端で微笑んでいるのがその中尉さんです。腕に「AIRBORN」のワッペンがあることからすると降下兵の資格をもつ空挺部隊の方かもしれません。

これから匍匐前進(ほふくぜんしん)を元自衛官の来場者に行なってもらおうとしているところを優しく見守っている微笑が素敵です。
当たり前ですが何気ない銃の持ち方も堂に入っています。

自衛隊には複数の匍匐前進があるということでそれを披露してもらいました。






上半身の起き具合の違いが写真からお分かりになるでしょうか。米軍にはこのような複数の匍匐前進はないそうです。
しかし元とはいえ本物の自衛官、銃を構えるポーズはさすが決まっています。

写真の角度が悪いですが先ほどのモデルの女性がやると装備のせいもあり何だかイモ虫のようになってしまいます。(怒らないでください)



イベント終了後、サイン会での中尉さんの優しい微笑のワンショットです。実際の戦地(もしくは訓練?)での写真にサインをしてくれるのですがその写真の中の眼差しは全く別人のようです。


話しによるとアフガニスタンに派遣されていたそうで、私が今読んでいる「ザ・スナイパー イラク・アフガン戦争の狙撃手」に気持ちがオーバーラップします。勿論私も写真にサインしてもらったのは言うまでもありません。

さて次は「カンプバタリオン」さんです。
旧ドイツ軍の軍装品をメインに扱っているブースです。


ここの社長さんは私と年齢が同じで子供の頃、軍と言えばドイツ軍で戦争映画で決まってドイツ軍が負けるのが悔しかったそうです。こんな話しで暫し盛り上がってしまいました。


ドイツ軍の衣装の横でのワンショット。全体の雰囲気にチョビ髭が妙にマッチしています。

こんな男のオタク臭プンプンのブースに紅一点、看板娘を発見しました。


お客様の質問に熱心に答えているこの女性です。このいでたちで何でこの業界にいるのかが不思議なくらいチャーミングな方です。しかし話しによるとカンプバタリオンさんに中学校時代から通っていたらしく、それが現在に至っているそうです。そんな彼女にワンショットお願いしました。


何とも言えない素敵な微笑みです。私達夫婦はすっかりファンになってしまいました。
このブースでは良いお土産も購入することができました。それは後のブログで紹介します。

続いてはかわいい帽子に目を引かれてお邪魔した「サウザント・リーブス・レジメント」さん。


このかわいらしい装束はロシア革命時代の物のレプリカだそうで、ロシアでは歴史上重要な意味をもつ革命のため、それに関するイベントが各地で開催されこのような衣装が今でも多く生産されているそうです。
アメリカ南北戦争の軍服のレプリカもも同様の理由で需要があるとのことでした。

次に伺ったのが「レ・コレクショヌール」さん。



代表の方がホルスターとドイツ軍のヘルメット(実物)を持って写真に納まってくださいました。
「名刺がないので出店プレートの写真も一枚どうぞ」とユーモアもタップリ。
この方も私と同世代でドイツ軍話しで盛り上がってしまいました。
ちなみに手にされている本物のドイツ軍ヘルメットは子供の頃、私が父親にねだったことがある物で、当時(40年程前)に約10万円していました。勿論、買ってもらえるはずもなく樹脂製のヘルメットで我慢した記憶があります。
今も同様に10万円程度の値段だそうですが、当時の貨幣価値(1ドル360円の時代)は今の3倍程なので約30万円程の代物だったようです。買ってもらえるわけはなかったはずです。

そして締めくくりのワンショットはこれです。


旧帝国陸軍スタイルで軍刀を構えてポーズを決めてくれたこの方です。ドイツ軍、アメリカ軍ではなく何で旧帝国それも陸軍なのでしょうか。
もし夏のブラックホールでお会いしたら是非たずねてみたいと思います。

長くなりましたが、以上が2013' GWブラックホールの大まかな様子です。
新春や夏ほど混み合っていないので各出展者の方々ともゆっくり話もできますし、お目当ての品の品定めもじっくりできるというメリットもあるGWブラックホールは結構、狙い目ではないでしょうか。

男性は子供のころに「戦争ごっこ」をした記憶が少なからずあるはず。
初めての方も一度覗いてみると病みつきになるかもしれないそんなイベントがブラックホールで、これからも長く続いてほしいものです。

最後になりましたが私達のつたない質問に快く答えてくださった各ブースの皆様、写真に納まってくださった皆様、本当にありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。

また8/3(土)、8/4(日)開催予定の夏のブラックホールでお目にかかれることを楽しみにしております。





0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントありがとうございます