2012年11月15日木曜日

ノンアルコールビールとオーディオ


最近のノンアルコールビールは美味しくなった。この種の飲料の草分け的なバービカンの時代からすると考えられないくらいの進歩だ。
第三のビールも十分ビールに太刀打ちできるレベルに到達したが、ノンアルコールがここまでくるとは思わなかった。
普段はアルコール入りビール(おかしな言い回しだが)を飲む私もオーディオ機器のセッティングをしながらちょっと一杯などという時はアルコールが入ってしまうと感覚(聴覚)が鈍くなり余りよろしくない。酔いがさめた時に聴くと「何だこの音」となってしまうことが多いのでこんな時ノンアルコールビールは重宝する。セッティングは体を使うので結構ノドが乾く作業なのである。

ここまで美味しくなったならもうビール(本当の)は飲まなくても良いんじゃないと言われそうだが、いやそうではない。よくもここまでビールに近づいたということでまだ完全ではない。
オーディオの世界では俗にいわれるビンテージ機器と現代のハイエンド機器の音。この二つにはどうしても埋まらない音に関する溝がある。それは作られた年代の違いからくる技術の差もあるが、現代では手に入らなくなったり、使用が規制されてしまった材料、物質からくるものが多々ある。音が良いとされるオイルコンデンサーに使用されていたPCBはその音に大きく貢献していたと言う。ノンアルコールビールや第三のビールも製造技術で補える部分はもう限りなく頂点付近まで到達していると思う。やはり後はビール以外で使って良い物いけない物、税金に絡む麦芽の含有量などが「あと一歩」を拒んでいるのかも知れない。

しかし今までビールが飲めなかったシチュエーションで気軽に楽しい気分が味わえるノンアルコールビールは今後増々人気が高まっていくジャンルではないかと思う。
だだ、アルコールが入っていないので冬に飲むと体が冷えてしまうのが私には最大の「あと一歩」であるが。

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