2012年9月3日月曜日

Optimusアウトドア用ストーブ - RANGER


Optimus RANGER オプティマスの灯油を燃料とする小型のストーブである。
15cm四方ほどの箱の中に燃料タンクと大型のバーナーを備えたRANGERの名が示す通り小型ながら火力も充分な本格的モデルだ。
このモデル燃料が何処でも手に入り、価格も易い灯油というところが便利そうで手軽な感じがするが、取り扱いの難しさ(着火)に関しては数あるストーブの中でトップクラスだと思う。

まずタンクに灯油を入れ、蓋のニップルに付属の加圧ポンプを差し込みポンピングを行うが、通常のホワイトガソリンを使うモデルより更に充分に加圧する。
次にバーニングペーストをバーナーの下の皿にたっぷりと置きバーナー部がチンチンに加熱するまで、これでもかという位にプレヒート(予熱)を行う。灯油は不純物も多く気化しにくいためこの作業を充分に行わないとバーナーから灯油が霧状に出てしまい上手く着火しない。
バーニングペーストが燃え尽きてきたら火力調整ツマミを回し点火する。点火後に火力を安定させるのが大変でしばらくの間、黒煙と炎が激しく立ち上るが、それに驚かず火力調整ツマミの開閉を小刻みに行っていくとやがてオプティマス特有のキレイな青い炎でバーナー全体が覆われる。

以上が着火までのおおまかな流れである。特に一般的な家庭用灯油での着火が難しく、慣れるまでは割高になるがWHITE BEAR等の不純物の少ない灯油を使ったほうが良いかもしれない。なんだか面倒くさく扱い難く感じるアウトドアストーブであるが、災害時などはホワイトガソリンやガスカートリッジの入手が極めて困難になるはずなので、このような灯油が使用できるストーブは絶対に重宝するはずである。




0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントありがとうございます