2012年8月7日火曜日
アル・マー/シリアタック
夏になるとアウトドアに接する機会も増えるため、休みの日などはそれらに関連する小物達を物色しメンテナンスにいそしむ日も多くなる。
今日はアル・マーのナイフである。このナイフはグリーン・ベレーに所属していた中国系アメリカ人アルフレッド・クラーク・マーが軍の依頼により開発したナイフとされている。グリップ先端のダブルヒルト部分とレザーケースには「抑圧からの解放」を意味する文字が刻まれたグリーン・ベレーの紋章が刻印されている。
440Cの高硬度ブレード、ハンドル部分はグリーン・マイカルタで過酷な使用にも耐える。
そして何よりこのナイフが岐阜県関市はG・サカイ製のmaid in japanであるということ。
(サカイは一時,ガーバーのブレードも製造していた)
さすが日本刀で築かれた日本の刃物技術は特殊部隊の厳しい要求も難なくクリアしてしまうようである。そういえばU.Sマリーンで使用されていたカーショーのナイフのブレードは貝印製でこれもまたmaid in japanである。
しかしこの様に素晴らしい製品達も様々な殺傷事件に使用される可能性が高いとされ序々に所有や携行が難しい時代になってきている。
既に両刃の剣状のものは55mm未満の物しか携行はおろか所有自体が禁止されてしまった。
剣状のナイフにはガーバー・マークⅡなど見た目にも美しいモデルが多数あったので非常に残念でならない。
一部の心もとない人の行動が趣味としてのナイフの世界を極端に狭めてしまっている。
人類が太古の昔から親しんできた「刃物」。その実用性と造形美である時から趣味の世界に入り込んできた様々なナイフ達。私達はこの趣味が長く続けられるよう理性を持ってナイフに接してゆかなければならない。
暑い夏の一日、アル・マーを眺めながらの思いである。
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