今、音源はアナログとPC、そしてFMである。FMチューナーはNHK-FMを聴くためにあるようなものだが、他の音源にはない独特な音世界があり気に入っている。この辺のことはまた後々のブログに書いてゆきたいと思っている。
このところ、クラシックを聴く時間が増えた。というのもPCから再生した音源とTANNOYの相性が非常によく、気持ちよく音楽が楽しめるのである。
昔からTANNOYのデュアルコンセントリックユニットは管楽器やピアノの高音域が時として耳障りに聴こえることがあると言われてきた。
私もCDを再生していた時は同様の思いをしたことが時々あった。それがPC音源にしてから同じ楽曲でもそう感じることが少なくなった。
人間の耳は測定器を遥かに越える何かがあると言われている。きっとそんな部分がほんの微妙なニュアンスの違いなどを察知するのであろう。
CDプレーヤーは内部でエラーの補正をしたり様々なサーボがかけられたりと、ある意味余計とも思われる細工をして音を再生しているがため、これが裏目に出ている気がしている。
PC音源もオーバーサンプリングなどをして再生すると途端、音に嫌味な感じが付いてくるようで、オリジナルのサンプリングレートで粛々と再生した音が最も私にはよく聴こえる。
CDプレーヤーの場合、高速で回転するディスクからのストリーミング再生であるため、諸々の処理は仕方ないところではあるが。そしてある意味これが「44.1kHZ/16bitを回転するディスクから直接再生する」ことの一つの限界点であるように思われる。
やはり元がファイルなのだから、ファイルの処理はPCにお任せておくのが一番というところか。
またこの先どのようなファイル形式が登場しようと、それはPC上で作られたもの。今からCD音源をPCに取り込んでおけば、この先CDプレーヤーがこの世から消え去ろうと、その楽曲が聴けなくなることはまずないはずである。
レーザーディスクもビデオデッキもMDもDATもすでに消滅してしまっているのに近い状況である。今のうちになくなる可能性が極めて低い媒体に自分の長年に渡るコレクションを保存しておくのは大事なことなのかもしれない。
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