2012年5月16日水曜日

ジャズとコーヒーと吉祥寺


世の中にはとにかく極めないと、行くところまでいかないと気がすまない人達がいるものです。

写真にある二冊の書、左側が以前吉祥寺にあったコーヒー店「もか」店主、標交紀氏(故人)について嶋中労氏によって書かれた一冊。右側がこれも吉祥寺のジャズ喫茶「メグ」店主、寺島靖国氏の著書である。こちらのお店は現在も営業中で主人もいたって元気である。
タイトルはそれぞれ”コーヒーの鬼が行く 吉祥寺「もか」の遺聞”、”一歩前進三歩後退 JAZZオーディオ魔境の旅”である。

この二冊を読んで思うことは、この分野に興味、趣味のない普通の人からしてみたらお二人には大変失礼な言い方になってしまうが「バカじゃないの」と言われるのが関の山。
ただ私を含め自分の好きなこと、趣味に対して少々「行き過ぎ君」的な人から見れば「やっぱりここまでやらんといかんのかな」と妙に共感できる部分があったりする。好きなJazzでも聴きながら読むにはなかなか良い二冊である。

ところでジャズ喫茶全盛の時代から今日に至るまでコーヒーとJazzとオーディオは切っても切れない間柄である。そんなそれぞれのジャンルで頂点といわれる二人が吉祥寺という一つの街で同時に花開いていたことにやはり吉祥寺という街は他のどの街とも違うと思わせるものがあるのである。

一年程前まで、この「メグ」でのイベントに足げく通っていたがこのところご無沙汰している。何回かは家内と一緒に伺ったが店主の寺島氏との話しも盛り上がりなかなか楽しいひと時であった。
と同時にジャズというもので生活の糧を得るには「厳しく、無理がある時代になったな」ということも実感させられた時でもあった。

吉祥寺 また久しぶりに行きたくなった街である。

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